他の人が出来ているのに…と焦ったら。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
心理学とかに関連するブログや本を読んだりしていると、結構な確率で「簡単」「すぐにできる」とかってコピーを目にすると思います。
実際問題、このこと自体は間違っているわけではなく、やろうと思えばすぐに出来うるものもたくさんあると思いますし、即・効果が出ることももちろんあります。
ただし、このコピーの功罪といいますか…。どうしてもこういう切り口の売り文句には「煽られ」という害が出てきがちになるんですよね。つまるところ、他の人は出来ているのに、なぜ私は出来ないんだ!みたいな感じのヤツね。
で、こういうシチュエーションが出てきたときに、私は「焦らなくてOK」って話をします。今日はその重要な理由について、お話しします…。
目次
■効果が出るまでには「個人差」があります。
まず、当たり前ではあるんですが、効果が出るまでは個人差がかなりあるんですよね。
その「心理学」から得た知識が、そのままダイレクトに自分自身の問題にドンピシャ、であればすぐ効果が出ます。が、少し違う角度から活かしていかないといけない場合とかもあるわけですよ(ていうか、9割がたはこういう感じ)。その場合は「即・効果が出る人」とは時間差ができるのは当たりまえの話なんですよね。
だから、決して、恥じることではないんですよね。もう一度言いますが、ただの当たり前の話なんです。
■「結果が出ないこと」を恥じることが、むしろ効果を鈍らせる。
というか、むしろ「結果が出ないことを恥じる」方が、むしろ効果の出を鈍らせるんですよ。
率直に言いますが「あー、この人わかったふりしてるな…」みたいに思うことって、すっげーあります。結果が出ないことに対する恥の意識が、現実を直視することから逃げさせてしまっているというか。
例えば、幸せアピールなどのきつい人(あとは、人に見えるところで頻繁にきつい批判をする人も)を見ると、どうしても「こうならないといけないのかな…」みたいに目がくらむかもしれませんが心配ご無用。そういう人は、基本「自分自身のできていない状態」を衝かれるのが怖くて「幸せアピール」を鎧にしている弱い人なのでね。
■ゆっくりでもいいから、確実に。
こういう考えを持ってますので、私はまずカウンセリングでも「焦らなくていいので」って話をします。特に、カウンセリングは「頑張る場ではない」のでね。
私は、ゆっくりでもいいから確実にできる、一歩でも前に進んでいけるということを大切に考えています。そうすれば自ずと心理学の理解がどうだとか気にせんでも、 人生の流れも良くなってきますしね。
それこそ、わからなかったら素直にわからない、と訊く方がいいです。そうすれば、だんだん「自分なりの理解」に辿り着けると思いますよ。
※てか、結構最近にこんな記事書いてましたね…。合わせてご覧いただけたらと思います。