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大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

ご縁に感謝「しなきゃ」と思ったら読んでほしい記事。

ご縁ご縁って、正直どうなのよ?

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

会社員を辞めてから、早い段階で実感したのが「人間関係って、作らなホンマにないんやな…」ってことでした。当時は実家暮らしでしたが、その範囲内ですべての会話なりが終わって、いわば「何も起きない」日々が続きました。

このままではいけない。危機感は出そうとしなくても出てました。

会社を辞める直接の原因となった抑うつ症が落ち着き始めた私は、ネット上でのビジネスに可能性を見出して現在の道に繋がるルートに入ったわけなんですが…振り返ってみて思うのが、いろんなヤツが手ぐすね引いて待ってるよな…ってことでした。

今日はその中でも特に気を付けたいものについてお話ししようと思います…

目次

■危機感≒不安。

さっき私は「危機感」って話をしましたが…これ、言いかえると「不安」でもあるんですよね。

誰とも繋がっていない不安。社会から断絶する不安…。

こういう気持ちが強いと、精査せずにどんな人間関係でも築いていこうとしてしまいがち。

ひとりぼっちじゃない、仲間がいる。

そういう気持ちを欲しがって、うまく行こうとするってのは誰しもあることだと思います。

■「繋がり」を欲しすぎると、それが足かせに…。

ただ、こういう「繋がりを欲する気持ち」が強すぎると、足かせになるような人間関係にうっかり巻き込まれがちに、酷いときは「巻き込みがち」になるんです。

それを表すキーワードが冒頭にあげている「ご縁」だと思うんですよね。

ここ2、3年で、某SNSの退潮についてそこかしこで聞かれるようになりましたが、まさにこのご縁にまつわる負の側面がもろに出ているなと感じます。

…ほら、こういう人いません?

なんでもかんでも「ご縁に感謝!」とか「ご縁をありがとうございます!」とか、わざわざ発信する人。で、その中身が一切伝わってこない人。こういう人が山のように出てくるようになったから、私はそのSNSから一定の距離を置くようになりました。

■ご縁に感謝することで、得しようとしているのが透けて見える…。

いやね、別にご縁に感謝すること自体は悪ではありません。というか、むしろ善。

だけど、そのご縁に感謝なんて「その場で」「直接」相手に向かってやりゃいいこと。断じて、その関係の「外」にまで発信することではないですよね。だから、いつもいつも感謝感謝言ってる人を見ると、どうしても私は「むしろご縁に感謝してるオレに感謝して?」みたいなナルシズムを感じてしまうんです。

ほんでまた、この「ご縁中毒」の人って大仰な感謝をする割には人間関係が続かないんだこれがまた。結局、伝わってしまうんですよね。感謝しとけばなんか得するやろ、みたいな思いがね。で、疎んじられてだんだん人間関係の順位を下げられるっていう…。

■ご縁に感謝「しなきゃ」と感じてしまったら…。

私は、ご縁に感謝なんて、別にしようとしなくていいと思います。むしろ、しなきゃってなっている時点で「収穫を感じきれなかった」自分のことを一度見つめる必要があると思うんです。

具体的には、どういうところが合わない・ピンとこない、と思ったのか?ってのを感じること。で、合わないのであれば潔く、自分からの交流は断っていく。こういうのが大切やと思うんです。

感謝なんて思えてもいないのに感謝をすると、どうしても「見返り」がほしくなるんです。感謝したのに感謝されないなんておかしい!みたいにね。この「見返りほしさ」が接する相手に圧をかけてしまって、結局ご縁を失ってしまうんですよね。

もし今、人間関係が空疎なものになっているなと感じているのであれば、「ご縁中毒」になっていないか、一度チェックするのもいいと思います。そうすれば、本当に大事にしたいご縁にも気づいていけるんじゃないかと思うんです。

★こちらの人間関係もぜひ、チェックしてみてください…。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp