ネガティブな妄想で、動きを止めない。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
私が抑うつ症を発症していた時、一番最後に課題として残ったのが「行動力」の回復だったんですよね。もちろん、ひとり旅とかで「チャレンジ精神」が大きく回復した側面はありましたが、あと一歩、ってところがあったんですよね。(こちらの記事でもお話ししています)
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で、何がもう一歩だったのかというと…「割と思い通りやれるようになってきたけれど、会社を辞めたらどうなるのかなぁ…」って不安があって、あと一歩の行動が起こせていなかったんですよね。会社に電話をかけたり、かかってきたりすると心臓がバクバクしてましたしね。
では、どうやってこの状態を脱出したのか。今日はそれについてお話ししていこうと思います。
目次
■妄想の内容は、だいたい極端。
一番大きかったのは、開き直りでしたね。なんというか、気にしてもしょうがないね、っていうか。
結局のところ、自分が考えていた不安がすべて「妄想」の範囲を抜けていなかったことに気づいたんですよ。例えば、会社を辞めたら野垂れ死ぬかもしれない、とか、お金が全くなくなるかもしれない、とか、もう二度と就職できないかもしれない、とかね。
こんなん、やらないと分からないですよね。ていうか、極端ですよね、妄想の内容がね。少なくとも、事実ではない、ですもんね。
■行動を起こして初めて、未知が見えてくる。
ぶっちゃけた話、行動力の回復に関しては、やってみてくれ。としか言いようがない部分も大きいです。
ただ、ひとつ言えるのは思い切って会社を辞めるって決断をして、それを周囲に伝えた結果、「助かるための道」が見えるようになったんですよ。それこそ失業保険とか、辞めるまではあんま分かってなかったんですよね。さらにはブログを書いたらお金になるよ、とか、自分が抑うつになったことで逆に生き残れるような道(つまりはカウンセラー)が見つかったりと、心の目が開いたんですよね。
これは、きちんと辞めるって決断をして行動を起こしたからこそ見えてきたことなんですよね。辞めるまでは、不安や妄想で頭がいっぱいでしたからね。
■ネガティブな未来に不安になったときは…
ネガティブな予測って、ものすごく強く足を止めます。だけど、ほぼ確実にそれは「事実ではなく、妄想」。少なくとも、今は起こっていないはずなんですよね。
ですので、まずは今、どうなのか。ってところまで視点を戻すクセを付けておくこと。これが大事かなと思います。そうすれば、未来の不安よりも、今をなんとかすることが大事だ、ということに気づき始めることができると思うんですよね。
★「いま」をなんとかするためには、以下の記事も参考に…