本当にその考え方「ワンランク上」?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
今日は昨日書いた記事にも関連するお話を…
※昨日の記事はこちら。
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
昨日は「騒ぐ人は無視しようね」っていうお話しだったんですが…今日の切り口は「自分が騒ぐ人にならない」ためのお話しです。
改めて大事なことだと思うので、お読みいただけると嬉しいです…。
目次
■騒ぐ人になるのは「バカだから」ではない。
実は、騒ぐ人になってしまうのって「バカだから」ではないんですよね。
客観的に見れば、あーー、バカが騒いでるわ、って 感じだと思うんですけど…おそらく、当の本人はそうじゃないんですよね。
私が見るに…
騒いでる人って「コイツらは分かってないから分からせないと」って思っているんですよね。
今回の新型コロナウイルスの騒ぎでも、少なからず「世間的にはおそらくバカとは思われていない人」も騒いでいるのを見かけました。
でも、そういう人に限って話しているのは「陰謀論」みたいな根拠のうっすい「デマでもおかしくない」事柄。
…ここでひとつ、気を付けないといかんことがあるなと思いまして。
■「陰謀論」は、ワンランク上という錯覚を起こしやすい。
「陰謀論」みたいなヤツって、自分がワンランク上に行ったかのような錯覚を起こしやすいんです。世間が分かっていないことを、オレは分かっている、真実を知ってしまった、みたいにね。
ただ、客観的な見え方としては「憶測に過ぎないことで大騒ぎするアホな人」なんですよね。
なんとなくお分かりかと思いますが、こういうタイプの人に指摘をするのって「野暮」というか…逆上の危険がある*1んですよね。
真実だという思い込みをしているところをぶっ壊して、アイデンティティを破壊する行為になりますからね。
この結果、人間関係の多様性が失われてしまって、極端な思考になるんですよね(似たような人しか集まらなくなってしまうから)。集まる情報も、極端なモノになっていきます。
…これはやっぱりリスクとして大きいと思うんです。
■大騒ぎしたくなるときほど、グッとこらえて…。
で、私自身はどういう対策を取っているかというと…
本当に「言っていいのか、伝える必要のあることなのか」、ワンクッション置く。
当ったり前の話ではありますが…感情が発火するような状態にいるとこのことは本当に忘れやすい*2んです。
特に、大騒ぎしたくなるようなことほどグッと一度踏みとどまって…。それは誰に聞かれても(見られても)いいものなのか。考えてみてほしいと思うんです…。
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