退職を、後悔のない選択にするために…
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
年が明けましたねー。今後ともよろしくお願いいたします。
さて、昨年を振り返って思った通りに物事を進められた人、そうでなかった人、色々だと思います。私自身は、去年つかんだきっかけをゆっくり前進させられたかなと思います。
追記:昨年はなかなか、思い通りだった、という方はいなかったかな…と思います。
で、私は会社を辞めてからそろそろ丸9年を迎えるんですけど、その決断は正しかったと思います。ただ、辞めてもこういう気分になれる方、そうでない方でどうしても分かれてしまう部分ってあるんですよね。
今日は、会社を辞めても後悔しないために自分自身必要だと思った3大要件について、お話ししたいと思います。
目次
■その1.退路を断とう!
まず、私が退職する際に気を付けたのが、退路を完全に断つことでした。
つまりどういうことかというと、前の方が良かった…とかを絶対に言わないようにしよう、って決めたんです。
ぶっちゃけた話、会社を辞めたてのときは上司ストレスがなくてラクだなー、と思う一方、果たして道はあるのか?っていう不安があったわけですよね。当然、押しつぶされそうになることもありました。純粋な収入が全くない期間も半年近くありましたしね。
ただ、辞めるって決めたのは他でもない私なんですよね。
だから、辞めたことによって起こった出来事は、私が引き起こしたわけです。だからこそ、自分で決めたんや、ということを最大限尊重してあげる必要があったんですよね。
そう考えると、前の方が良かった…って言ってしまうと、自分の決断自体が間違いになってしまうんですよね。これでは、どう頑張っても自信は付きようがないし、もっと言うと職探しが「妥協」中心の気持ちになってしまうので、いい環境に巡り合う確率が下がってしまうんですよね。
だから、私は引き返そうとはしませんでした。絶対自分が決めたことで結果を出したる!って気合いが、今までやってこれた第一のポイントかな、と思います。
■その2.イヤだったことを、洗いざらい出してから動く!
次に、これも大事なんですが、同じ轍を踏まないということ。つまり、前の会社でイヤだ!と思ったことは洗いざらい出してから動く、ということが大事だと思います。
私がこのことが大事だなーと思ったきっかけは、実は辞めるきっかけになった上司の存在なんです。上司のことがイヤでイヤでしょうがなくて抑うつ症を発症し、休職をしたんですが、その上司、結構な頻度で転職を繰り返していた方だったんですよね。で、話を聞く機会があったのでよくよく聞いてみると、どこの職場でも「周囲が仕事ができないのがイヤになって辞めたった、わっはっは」的な話だったわけです。
…こんなの、いわずもがな、じゃないですか。
わざわざ、できない人がいる職場を選びに行っているとしか思えなかったわけです。結局のところ、そんな状態だから元いた職場の方々に「厄介払い」に近い形で会社を辞めるように仕向けられていたんじゃないんかいな、って思ってしまったんですよ。
つまりは、イヤやとか言いながら行動を改善していなかったから今まで来てしまっているんだな、ってことが浮き彫りになったわけです。
だから、私は休職中に洗いざらい、イヤだったことを書き出していったんですよね。
理不尽な指示が飛んでくるのがイヤだった、自分に対して当たりが強いのがイヤだった、で、そのことがきっかけでモチベーションが下がっている自分自身もイヤだった…こんな風に書いていったら、結果「人の指示で動く」ということがそもそもキライということが判明したんですよね。だから、会社という選択肢が消えたんですよ。会社は、ある意味人の言うことを聞くところ、でもありますしね。
このことに気づけたことが、自分自身の行動指針を安定させるのにとっても役に立ったと思います。
■その3.続ける、という前提で行動する!
そして3つめが、続けるという前提で行動すること。コレは、上の2つが達成できていることが条件になります。
私、最初の会社は休職期間を抜いたら半年しか行ってないんですよね。だから、再就職に会社っていう選択肢を正直考えにくかったんですよ。「なんで会社辞めたんですか?」って聞かれたときに、どうしても前向きな回答ができなかったですしね。イヤだったから辞めた、って面接で答えるのはタブーじゃないですか。で、もし仮にうまく面接とか乗り切って会社に入っても、すぐに辞めてしまったら、これはもう信用とか完全になくなるぜ…ザワザワ…ってなったんですよね。
だからこそ、次の道は多少うまく行かなくても続けようって思ったんですよね。その道っていうのが、現在の心理カウンセラー、なんですよね。正直、見ようによっては会社員よりキツイ道だったと思います。収入ゼロ状態・ある程度稼げるようになったけど基本は不安定になりがち・人間関係の不和など、今まで数えたらキリがないほどネガティブ要素はあったと思います。
それでも、楽しいときのやりがいの方が明らかに大きいと感じられているんですよね。クライアントさんから問題解決のお話しを聴けたり、時間の自由も利きますし、やりたい仕事を選んでお受けすることも出来ますしね。この3点は、やっぱり譲れないんですよね、私。
※ここは2段目で挙げたことを丁寧にやったのが良かったと思います。
この楽しさを感じられるようになったのは、多少のイヤなコトがあっても、続けるんや!っていう自分とした約束を守ろうっていう気持ちがあったからこそ、なんですよね。これは、続けようっていう約束をしなかったら、当然ですがまずありえなかったことだと思います。その踏ん張りの集大成が、退職して9年を無事に迎えられたってことだと思うんです。
■自分の、生きやすい方向を大切に。
私は、どうせ会社を辞めるなら「生きやすい」方向に行ってほしいと思います。実際問題、その方向に行っていれば多少いやなことがあってもなんとかなるんですよね。実感としてあるのが、仕事の軸を「自分が楽しいと思える」ことに置けていれば、会社を半年でドロップアウトした経験のある私でも、続けることができたんです。
もし、今日お話しした上記3つがとても出来そうにないなーと思うのであれば、もう一回自分の会社の環境を見直すことも大事だと思います。その気持ちのまま辞めてしまうと後悔のもとになりますしね。まずは、自分の気持ちに正直に!コレを大切にして頂ければ、と思います。
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