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大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

仕事ができたとしても、「やり過ぎる」と台無しになってしまう3つの理由。

できるからって、やりすぎはNG。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

やりすぎた。もしくはやりすぎだといわれる。どちらも、良かれと思ってやったのに結果に結びつかないパターンですよね。カウンセリングにおいても、よう聞くお悩みですね。(こちらの記事でも、近いお話しをしています。)

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というか、カウンセリングの現場じゃなくてもよく目にしますよね。あぁ、「頑張ってるんだろうな」って感じではあるんだけど、客観的に見ると「ムード面」でめっちゃくちゃ足を引っ張っているパターン。(特に、飲食店では定番みたいですね)

具体的な事例で話しますと…先日、とある飲食店でメシを食べていた時のこと。なにやら、自信がなさげな男の子が接客にきました。正直に言ってしまうと、会話の間がちょっと微妙やなー、と思いました。ただ、ちょっと気になったってだけで、その場は特に問題視しませんでした。

ただ、私の席からはお店の様子が非常に良く見えたので、なんとなく見回したんですよね。そしたら、さっきの自信なさげな男の子と、バイト歴がそこそこありそうな?女の子が目に入りました。で、様子を見るとなにやら「○○して!」「○○は、やったの!?」というように、ちょっと不穏なムードが漂っていたんですよね。

おや、これは香ばしいぞ…と思って、意識をそちら側に向けてみることにしました。今日は、このときの出来事から見た「仕事のやりすぎ」が招く問題点について、お話ししてみようと思います。

目次

■仕事はできるけど、キツイ女の子…

なんせ、さっきの会話でもわかりますが、女の子、ものっすごいキツイ子やったんですよね。ムスッと真一文字に口がしまっている表情にもかなり現れていました(私は、人はある程度見た目でわかると思っています。心は外面に出てくる)。ただ、仕事自体はそれなりにできるようで、てきぱきてきぱき、動いてはいる。おそらくは「エース格」なのかな?

ちなみに、そのときの食事(約1時間ちょっと)で、その女の子がイライラを前に出した回数は10回前後。正直、多い。しかも、そのイライラの矛先は、全部その自信なさげな男の子に向いていました。

でね、一応言及すると、男の子は仕事ができるかできないか、で言われたら、どっちかというと「できない」方だとは思います。さっきの会話の間の件からも、おそらくは見立てとしては間違ってはいないハズ。ミスも結構してたしね。ただし、それを踏まえた上で、このお店で一番イカンと思ったのはその「キツイ女の子」でした。ちなみにいうと、仕事のレベルだけで言うと、その女の子の方が上。

それなのに、なんでこんな印象になったと思います?少しイメージしてから、読み進めていただけると幸いです。

■その1.「できる」から、仕事を奪ってしまっている。

まず第一に、私が気になったのが、女の子が先回りして男の子の仕事を「奪っていた」こと。

男の子が、お客さんの食器を下げて台を拭こうとすると、「あーー!私がやっとく」ってな形で、台拭きの仕事を奪うこと数回。客観的に見ると「え?男の子になぜ拭かせないの?」ってぐらいに非効率な行動。

しかも、こういうことが起こると、男の子は「行動を考え直さないといけない」わけじゃないですか。仕事取られたんやから。そのタイムラグが一見「ボーっとしているように見える」んでしょうね。で、その様子を見てまた女の子がキレる…こういう負の連鎖が起こっていたんです。

■その2.仕事ができるからか、できない相手を下に見ている。

次に気になったのが、女の子の態度が不安定だったこと。

わかりやすく、年上(正直、この人もそう仕事ができるようには見えなかった。)にはヘーコラ、年下(さっきの男の子)の「当たりやすそうなところ」に強くいくって姿が見えてしまったんですよね。年上の方には「お願いします」って言ってるのを見て、なんや、やりゃできるんやん、ってちょっと思ってしまいました(笑)。

単純な話ですが…年下だろうが「○○おねがいします」って丁寧に言われるのと「○○やって!」とこき使うように吐き捨てるの、どっちが見てて気分がいい?って話です。

正直、私はこの一連の様子を見ていて不愉快でしたよね。

■その3.頑張っているからか、自分のミスには甘くなっている。

ほんで極め付けが、女の子もフツーに「ミスをしている」というところ。

近くのお客さんが「サラダありますか?」って聞いたとき、確認しますねと言いながら、その後「ある」って厨房から言われたことをお客さんには言わず、勝手にオーダーを通す。うわぁ…って思いましたよね。もちろん後々指摘されたのか、お客さんのところに謝りにはいってましたけど、これは非常に大きなミス。お客さんのお金やオーダープランに関わるんだから。

で、少しは殊勝な感じになるのかな?と思ったら、その直後に出た男の子の「水!」と「ビール!」を聞き間違えるってミスに、またも激ギレ。お客さんは大してなんも思ってなさそうだったのに、その「激ギレ」のせいで、インパクトが今日まで残ってしまったわけです。

ていうか、仕事ができない男の子を貶めるという形で利用して、自分が仕事、できてます!やってます!って言いたいのかな?っていう感じに見えたんですよね。ていうか、あんたのミスが一番デカいミスやで!って思ってましたよね私は…。

■仕事のデキ自体が良くても、がんばった「歪み」が足を引っ張ってしまう。

もう一度言いますが、仕事の総合的なデキ自体は女の子の方が上。男の子が仕事ができているとは思いません。でも、印象的には女の子の方が「気分を害する空気を作った」っていう点で完全敗北。一生懸命やってるのはわかるんです。でも、お客さんがいる前で大声でキレている姿が見えた時点で、そんなもんは全部ふっ飛ぶんですよね。

確かに、男の子に「指示待ち」っぽいところがあるのは正直感じましたけど、おそらくそうなったのもその女の子のせい。ミスったら激ギレするから、イチイチ確認するようになったんやと思うんですよね。

この状況に気づけないと、どんどん私が一人で頑張ってる!みたいな思いを強化してしまって、ムードが悪くなる一方。ひいてはお客さんも離れていってしまうと思うんです。(店の空気が荒れてるとこで、食事は楽しめないですよね)

■ひとりで頑張るのを止めれば、空気が良くなる。

では、こういう状況を止めるためにはどうしていくと良いかというと…

とにかく「ひとりで頑張るのを止めること」だと思うんです。結局のところ、人の範囲に突っ込んで仕事を奪った結果が、仕事が「できない」と思しき人を生み出す原因になるんですよ。そりゃそうです。その人は奪われて仕事ないんだから。

だからこそ、「自分自身のできる範囲を超える必要はない」ということ。結局のところ、頑張っていたとしてもその自身のストレスを掃けるように「客からするとどうでもいいことでガーガー怒る姿」が悪印象だったから、私の中ではその女の子も「全然仕事できないね」って評価になったんですよね。

おそらくは、男の子に対する手出しを止めて、自分のすべき仕事に集中する方が、男の子も主体的に動くようになるし、頑張り過ぎを止められてストレスが軽減して、もっと寛容な気持ちで仕事をできるようになるんじゃないかと思うんですよね。

 

★頑張り過ぎをやめる具体的な方法、についてはこちらの記事でもお話ししています。

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