憎いアイツを、見返したい…?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
今日は…というか、会社を辞めてひとりで仕事をするようになってからずーーーっと気になっていることについてお話ししたいと思います。
このブログでは何度もお話ししていますが、私が会社を辞めた原因の中には抑うつ症を発症したことももちろんのこと、上司との不和もありました。当時はそりゃあもう、怒りもかなりのもんでしたし、恨んでいたと思います。
が、もうそれは8年も前の話。率直に言って、今も恨んでいるかといわれたら…「もう、別にどうでもいい」というのが正直なところ。ヘタすりゃ、いまもこの仕事ができているのはある意味でその上司のおかげ。
だからこそ思うんですが…ビジネスうんぬんの前に「私怨」って片づけた方がエエわなと。今日はそういうお話を…
目次
■見返したい気持ちって、長期的には不要。
私が思う私怨で、もっとも片づけた方がいいものっていうのが…
見返したい気持ち、なんですよね。
これはなにも、そういう要素をすべて排除しろ、って意味ではありません。いわば私怨に過ぎないものをいつまでもビジネスの原動力にするのを止めようや、ってことなんです。
■それなりの軌道に乗っても、気持ちが晴れなかった…。
これは私自身のビジネス初期のころの話ですが…やっぱり、恨みが強めにあったんですよ。だから、言葉もすごく強かったし、反論されようものなら論戦、口喧嘩…。それで相手が折れたとしても、心はいつまでも晴れなかったんです。
で、その私怨マインドのままビジネスがある程度の軌道になったあるとき、イベント飲み会の席のあと、参加者の方から叱責を受けたんですよ。
君のやっていることは、ただのやっかみ・悪口に見える。ってね。
最初は「なんやと!」と反射的に思ったんですが、やっぱりショックでね。ほどなくしてさらに別のトラブルで周りから人が離れていったこともあり、これは変わらないといかん…と思ったんですよね。
■誰かに縛られたビジョンじゃなくて、あなたは何が伝えたい?
このときに、私は改めて「自分は、何が伝えたいんやっけ…?」ということを自問自答したんですよね。その結果出てきたのが、今の「大丈夫。会社、辞めても生きていけるで」なんです。
会社を辞めたら死ぬんじゃないか、と思っていたけれど、素直に周りの助けやら借りて生きるように人生の軌道を切り替えて、気づいたらもう会社を辞めてから7年半が過ぎています。つまるところ、あいつを見返すとか、認めさせるとか、そういう方向性ではなかったんですよね。
もし今、それこそ会社を辞めて独立したはいいもののなんか気が晴れないとか、そういう気持ちがあるのなら、どこかに「見返してやろう」って気持ちが潜んでいないか、チェックしてみてもいいんじゃないか、と思います。
誰かに縛られたビジョンじゃなくて、あなたはどう思っているのかを大事にしてほしいと私は思うんです…。
★まずはここから、考えてみてほしいと思います…。