わからないところ、ほったらかしにしていませんか?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
仕事をしていて、「これでいいのかな…」と不安になるシチュエーションってあるじゃないですか。で、コレを上司に聞いたりして、知識を蓄えていって、仕事ができるようになる…これがおそらくは基本的な形、なんだと思います。
ただ、私はこの一連の基本の流れがなかなかできなかったんですよね。心理的な抵抗が大きくかかってしまって、固まってしまっていた、といいますかね。
そこで今日は、私がその「流れを踏襲できなかった」原因と、その対策に役に立った考え方をお話ししていきたいと思います。
目次
- ■仕事ができない、理解が遅いヤツと思われることが怖かった。
- ■恐怖から逃げるために、「わかった」というクセがついてしまった。
- ■わからないのにそのまま仕事するよりは、多少相手を不機嫌にしたとしても質問した方がマシ。
■仕事ができない、理解が遅いヤツと思われることが怖かった。
もちろん、全く知らない仕事を教わるのは別に抵抗ありませんでしたが、私にとって厄介だったのは「少なくとも一回以上、教わった経験がある仕事」を、もう一度教えてもらうことでした。理由もごくごくシンプルなもので、仕事ができない、理解が遅いヤツと思われることが怖かったからです。
できないと思われてしまったら、出世ルートから外れてしまう。
そしたら、今までの人生が水の泡だ。こんな恐怖を抱えながら仕事していました。そりゃー、この恐怖に脳みそのスペース取られていたら厳しいもんがあるのは当然ですよね。
■恐怖から逃げるために、「わかった」というクセがついてしまった。
ただ、当然ながら仕事を「忘れてしまう」ことはあるわけです。
スーパーマンじゃあるまいし、それぐらい誰だってあること。でも、怒られたり、出世に影響しそう…その想いを持ったうえで、要領のいい同期と比べてしまって、余計に焦る。
こういうリズムを持っていたので、大して分かっていないのに、「わかった」って言ってしまうクセがついたんですよね。で、ミスをして「わかっていなかった」ことに落ち込む…それを取り返そうとして「次こそ理解するぞ」と意気込んで、また微妙に理解が浅かったとしても「わかった」って言ってしまう…
こういう悪循環に入ったんですよね。その「わかった」で本当にわかっていればよかったんですが…ね。やっぱりミスってしまってたんですよね。もう、らせん階段を駆けおりるように日に日に評価が下がっていったわけですよ。
■わからないのにそのまま仕事するよりは、多少相手を不機嫌にしたとしても質問した方がマシ。
だから今は、わからなかったら丁寧に、恥を忍んで訊くことを重視しています。
誤解の無いように念のためお伝えしますが、覚えようとする気持ちは大切ですからね。覚える気がない人に何度も教えることは、それはそれで負担ですからね。同じことを質問しまくっていたら、相手が不機嫌になることもあるでしょう。
ただ。それでも、わからないのにそのまま仕事するよりは全然マシ。ちょっとイヤなことを言われることもあると思いますが、分からないときは絶対に人に訊くことをおススメします。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。
ほんと、言い得て妙、やなぁと思いますね。
★もし、質問したときに小言やらでイヤな気分になったらこちらの記事がおススメ。