依存って、どうすれば断ち切れるの?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
私の心身の状態が一番良くなかった、新入社員のときのことを思い返すと…とにかく「依存」がきつかったなと思います。その依存先は、当時付き合っていた方。何かあっては愚痴ってしまって、聴いてくれるからこそ頼り切ってしまっていたんですよね。
で、あるとき突然、音信不通になったんです。このショックたるや半端ではなく、一気に心身の状態がうつ状態に振れたのを覚えています。*1(この記事でもそういうお話ししましたかね)
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
このピンチはいろいろな人の助けを借りてなんとかしたわけですが…それでも、またこういう依存的な自分が顔を出してしまうとマズい…と思っていたんですよね。それぐらいに、あの音信不通事件は大きなダメージだったわけです。
では、この状態をどうやってなんとかしていったのか。今日は体験談をお話しします。
目次
■「無判断」で「なんとなく」頼るのを止めた。
私はひとつ、依存をしないために「止めた」ことがあるんですよね。
それこそが「無判断」で「なんとなく」相手に頼ること。これを止めたんです。どういうことかというと、一時の感情に流されて判断から逃げることを止めた、ってこと。
以前の私は、嫌な事があると反射的に相手に頼っていたわけですよ。だからこそ、どれだけの負担を相手にかけていたかについて、完全に無自覚だったんですよ。正直、その以前付き合ってた方にどんな相談をしていたか、愚痴っていたかとか、ぜーんぜん覚えていないんですよね。だから、頼りっきりになっていたことも無自覚。
そりゃー、相手にとって大きな負担になりますよねって話で。
■頼ると決めたら、自覚して頼る。
だからこそ、頼ると決めたときは、そのことを自覚して頼る…っていう形に変えたんです。そうしたら、頼るって行動を自覚するからか、やり過ぎないようになったんですよね。自分の行動に責任を取る、っていう感じでね。
もっというと、悪い意味の「まぁいっか」が姿を消した感じです。無頓着が止められたから、意識をハッキリ持てるようになって、自分自身に負けにくくなったんですよね。
それからというもの、頼り過ぎることもなく、かといって抱え込み過ぎて潰れることもなく、いい心のバランスが保てるようになってきたんですよね。
■まずは「無判断」から止めてみよう。
大事なことは、「無判断」を止めることだと思います。ちょっと不調だとに薬に手を伸ばしたり、お酒に逃げたり…こういうのって、いわば反射みたいなもんじゃないですか。だからこそ、だんだん用量が増えてきてしまって、気づいたら依存に繋がってしまうんですよね。
反射を止めれば、うっかり飲み過ぎて自己嫌悪…みたいなことが減るんですよ。頼るってことを自覚するだけでも、意外と「良心」みたいなものが働いて自制が効きやすくなります。*2
これはぜひ、一度試してみてほしいなと思います。思いのほかコントロールが利くようになって、依存的な行動が減っていきますよ。
★上手な「人に頼る方法」は、以下でもお話ししています。