大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

それ、「本当に」あなたの意見ですか?~「○○さんが言ってました症候群」になっていませんか。

それ、「本当に」あなたの意見ですか?

f:id:kantanstresskaisyou:20160523180603j:plain

こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

最近ね、違和感をよう感じることがありましてね。それは何に対してかっていうと、人が意見を出すときに「○○さんの意見が…」とか、「○○さんの言うとおりにしたら…」とか、そういうシチュエーションに巡り合うことがありましてね。

いやね、もちろん「本当に」そういう人もいるのは事実。自分ではまったく思いつかなかったアイデアが、その人自身を救ったのかもしれないしね。現に、私にもそういう経験はあります。心理的な学びなんて、人からとりあえず学ばなかったら身についていなかったでしょうからね。

ただね、この「○○さんの言う通り症候群」が続いているうちは、なっかなか人生の流れを好転させることができないと私は思うんですよね。今日は、なぜその症候群がヤバいのか、そしてどうすれば脱出できるのか。この辺りについてお話ししたいと思います。

目次

■「○○さん」の、言うことしかやってないから「受け身」。

まず、私が率直に思うのは、「○○さんの言う通り症候群」になってるひとって、すっごく受け身なんですよね。もっと具体的に言い換えると、言われたことしかやっていないといいますか。

結局のところ、「○○さん」が何か言ってくれる(してくれる)のを待ってしまっているわけですよね。もちろん、その「○○さん」が証明してくれた道筋をたどるわけだから、失敗はしにくいとは思います。ですが、その間にも自発的に行動を起こして、道を切り開こうとする人はいるんですよね。で、その道を切り開いた人は「失敗」もしているかもしれませんが、それによって例えば、「△△は違う」っていうアイデアを手に入れたりしているわけです。

となると、純粋に経験値に大きな差がついてしまうわけですよ。人の道を踏んでいるだけなのか、はたまた自分で考えてなんかしら実行したのか。こんなもん、比べるまでもないわけですよ。

■「○○さん」の言うことを、押し付けがちになる。

ほんでもう一点。

実はこっちの方がヤバいんですけど…「○○さんの言う通り症候群」になっている人って、その「○○さん」の意見を人に押し付けがちになるんですよね。いわば自分が何とかなったこと=正しい知識だと思い込んでしまうわけですね。

ただ、あらゆる人に「○○さん」のことが必要かどうかは「わからない」じゃないですか。相手の話を聞いてみたらまったくもって「○○さん」の意見を役立たせるような状況にないことだって十分考えられるわけだし、はたまた相手が「○○さん」より役に立つ意見を持っている可能性も当然、あるわけですよ。

それなのに、症候群がヒドイ人になると「○○さん」の意見と違う=不勉強のようなジャッジを下してしまいがちになるんですよね。もちろん、こんなもんは論外なんですけど、お話しをうかがっていると結構いらっしゃるんですよね。

この状態になると、まー人から嫌われますよ。自分の意見でもない「○○さん」の意見をいっちょ前に口に出してる状態ですから、エラそうな人、としか思われなくなってしまいます。

こうなってしまうと、「○○さん」なしでは生きていけない人になってしまいますよね。特に、これが会社の上司(もしくは、コミュニティのリーダー)だったりすると本当に厄介だと思います。その「○○さん」という記号がないと生きていけないわけですから。

■自分で考えて、やってみよう!

では、どうしたらその症候群から抜けられるのか。

やることは簡単。自分で考えて、実行する。マジでこれだけです。

結局のところ、人に「正解」を尋ねずにやってみようや、ってことです。私の場合、病院に行くかどうかは自分で決めたし、会社を辞めるかどうかも自分で決めたわけです。もちろん、その分手続きが遅れたりしてバタバタはしましたけど、それでも「自分で」決めたから乗り越えられたんですよね。

私のカウンセリングでは、質問を通じて思考の絡まりをほどく、など、行動をしやすくするためのお手伝いはできます。が、実際に行動するかどうかを決めるのは、クライアントさん自身の役割だと思います。その決定権は、クライアントさんの最も大事な権利だと思いますのでね。「自分で決める」からこそ、自分の力が育つわけでね。

ただ、現状どうしたら状況がよくなるのか、皆目見当もつかん…って場合も当然あると思います。そんなときは、ぜひ一度、ご相談いただけたら、と思います。

★当カウンセリングページは以下のリンクをクリックするとご覧いただけます。

kitadaharuki.jimdo.com