自己責任を「怖い」ものにしないために…
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
今日は、自分が自分のことをなんとかするために必要な「自己責任」という考え方についてのお話です。
カウンセリングでお話を伺うときって、基本的には「片側」の意見しか聞けません。いわゆる「悩んでいる」人側の意見ばかりで、「悩ませている」側の意見が聞けることなんて、ごくごくマレです。
だから、どうしても「悩んでいる人寄り」の形でお話しを聴くのは当然、というか、仕方のないことでもあります。私自身がカウンセリングを「受ける側」だったときのことを考えると、いきなり「アンタが悪い!」とか言われても聞けるわけがないですしね。
ただ、実際にカウンセリングを提供しだして分かってきたのは、実は悩んでいる人の肩を持っているだけではダメってこと。
悩みの種を責め続けていても、状況は好転しませんから。だから、しかるべきタイミングで「自己責任」についてのお話しをするんですよね。つまるところ、自分自身でなんとかしよう、と動けるようになっていくことが悩みを解決していくことに繋がる、ということを伝えていきます。
では、具体的にどうすればいいのか。以下の段で詳しくお話ししていきます…。
目次
■自己責任って気持ちがないと「仕掛ける」ことができない。
自己責任って話をすると、どうしても「重たいもの」として敬遠される傾向にあります。特にここ最近の時勢で、一方的に悪者にされているワードやと思います。
ですが、基本「片側の話しか聞けないカウンセリング」においては、自己責任の考え方を持てるようにならないと「仕掛ける」ことができないんですよね。悩みの種に対して受け身ばかりでは翻弄されるだけで、より悩みを深くしてしまうんですよね。
つまるところ、自己責任って考え方で、自分自身からなんとかしようとする考え方がないと問題がなんとかならない、ということですね。
■自己責任=自分のせい?
ただ、この考え方の話をするとよく誤解されがちなのが…
自己責任=自分のせい、と捉えて悲観的になる人がいるんですよね。
もちろん、見ようによってはそういう側面もあるかもしれません。なんとか出来ていないから悩んでいる、というケースがほとんど、ですからね。
だけど、悲観的になってしまうと「そこで満足」してしまうというか…。私が悪うございました、っていう態度をとる「だけ」になってしまいがちなんですよね。自分を責めることだけ終わってしまって、問題解決のための具体的な行動はとらない、ということが起きがち。
これでは自己責任の重さに潰れてしまうだけ、なんですよね。
■自己責任って、もっと明るいものだと思う。
自己責任って、自分を責めることではなくて、今までの自分を省みて、間違っていたと思うなら「直す、変わっていこうとする」ことです。小難しいことを抜きにすると「明るい自己責任」って形で覚えておいてほしいな、と思います。
特に会社を辞めるとか、そういう話になったときに「自己責任」って言葉に潰れるようだと、独立にせよ再就職にせよ残留にせよ、どのみち「何ともならない」苦しい現実が待っています。これじゃつまんないじゃないですか。
だから、自分自身でなんとかできる=明るいこと。まずはこのことから、と思います。
★自己責任、についてはこちらの記事でも詳しくお話ししています…。