こだわるのか、やめるのか。この選択は人生を左右する。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
私は、ひとりで仕事をするようになってから、とある言葉について真剣に向き合わなくてはならない機会が結構ありました。
その言葉というのが「こだわり」。
私がいま感じているのは、「こだわったからこそ今があるし、こだわりを捨てたから今がある」っていうこと。一見矛盾していると思いますが、こういう表現が一番近いかなと思います。つまりは、こだわりに関しては要る時と要らんときがハッキリしている、っていう感じですかね。で、このこだわりをどうするかの判断を間違えると、一気に苦境に陥る、ってのも身をもって体験しています。
今日はそんな「こだわり」の取捨選択についてお話ししてみようと思います。
目次
■私が「こだわり」を捨てたとき。
まずは、こだわりを「捨てる」方から見ていきます。
私がまずこだわりを捨てたのは会社員を辞めてから半年ぐらい経ったころ。意気揚々とネットでの仕事を始めたはイイものの、どうにもこうにもお金に繋がらない。というか、人との縁が絶望的に繋がらない…。こんな状態だったんですよね。
ただ、当時の私は人と接することに対して、まだ抵抗感があったんですよね。対人関係のもつれが抑うつ症に繋がったこともあって、ひとりでやる!っていうことにはそこそこのこだわりがあったんです。
ですが、待てど暮らせど、お金は入ってこない…。しかも、失業手当もそろそろ…ってな状況になってきて、さすがにこんなことこだわってる場合ちゃうな、という形で方向転換したんですよね。
もっとも、こだわりを捨てる、といっても別にそんなたいそうなことではなく、お茶会とかのイベントに参加して、自分の現状を確認すること。縁を作ること。これを自分に許可しただけです。すると、このイベント参加をきっかけにあれよあれよと縁が繋がり、上半期では一銭も稼げなかった私が、年末には共催でのセミナー開催にこぎつけることができたんですよね。
この経験は大きかったですよね。もしこうやって心を開いていなかったら、結局一銭も稼げないまま撤退していた可能性も高いと思いますしね。
■このこだわりだけは、捨てずに持ち続けると決めたこと。
その一方で、これだけは捨てないぞ!と決めて、結果が出ているこだわりもあります。
それは、無理やと思ったら我慢せずに、即・辞めること。
特に大事なのが、人間関係。ぶっちゃけた話、起業をするっていうことは、ある意味で会社には適合しなかった、ということでもあります。もちろん、会社員でうまく行った上での独立というルートもありますが、特にうちの業界は当時黎明期だったこともあり(というか今もか)、会社員のとき以上にクセのある人も大勢いたわけです。
だから、割としょっちゅう「コイツ無理」ってな人に出会うことがあります。例えば、納期を全然守らないとか、要らんことばっかりしてくるとか、果てしないウソをつくとか(笑)。で、こういう人を絶対に自分の人間関係の環の中に残さないこと。これは今もこだわってやっています。
その結果ですが…私の身の回りにいる方は、ホント私基準(←これ重要。各々の基準が大事)で「ちゃんとした」人が多いんですよね。とっても仕事がしやすいし、ありがたいことです。
■こだわった結果、どうなのかってのがポイント。
こだわりを持ち続けるかどうかの基準は、自分自身がそのこだわりで得られた結果に満足しているか、ここが大事だと思います。
不満なら、そのこだわりは潔く捨てる。満足なら、誰がなんと言おうと持ち続ける。
そうしていれば、自ずと自分自身が思った通りの人間関係というか…世界が出来上がっていくんですよね。当然ではありますが、こういう生き方ができると本当に楽しい。余分なリスクにさらされることもないですしね。
こだわりは、強く現実に顕れてきます。だからこそ、要るものは残し、要らないものは捨てる。この感覚、本当に大事だと思うんですよね。
★私自身は、今もこの感覚に「こだわり」をもってカウンセリングしています。