正しいことって、聞かなきゃいけない?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
カウンセリングをしていると、結構よく聞かれることがありましてね。
というのは「○○さんは△△って言ってましたけど、馴染めなくて…」ってなこと。つまるところ、その通りにやらなきゃいけないんでしょうか、みたいな話ですね。
こういう聞かれ方をした場合、私が答えるのはただひとつ。
「やんなくていいですよ。馴染めないなら。」
これは、その方法が正しくても、そういう答え方をします。今日はその理由についてお話しします。
目次
■全員に通用する方法なんて、ない。
まず、大前提としてね。全員に通用する正しい方法なんて、ないんですよ。
例えば、野球のバッティングフォームとか見てもらえばわかりますが、みーんな、いろんな構え方してるでしょう?つまるところ、本人がしっくりきて初めて意味があるんですよね。
それなのに、これが正解だから、というように方法論を押し付けてしまったら…。おそらく、潰れてしまいますよね。少なくとも、その押し付けられた相手も、方法論も本来の力を発揮することはないでしょう。
■目に見えないものって、信じ込んでしまいやすい。
で、バッティングフォームとかはまだ「目に見える」からいいとして。
この「正解の中身が目に見えないもの」…例えば、心理学のノウハウとかだと、とたんに「信じ込む」ケースが多くなるんですよね。見えないからこそ、勝手におのおのの頭の中で都合よく変換されてしまって、口から出てきているモノと頭でイメージしているモノのズレってのが大きくなっていることがものすごく多いんですよね。
だから、同じような話をしているはずなのに、目に映る現実にとんでもない差があったりするわけですよね。
この「ズレが大きい」人が話す内容を真に受けてしまうと、どうしてもうまくいかないんですよね。そりゃ、話している内容と現実がズレているのだから当たり前のことなんですよ。
■しっくりこないことは、余裕で無視して大丈夫。
だからこそ、しっくりこなかったら余裕で無視して大丈夫ってことです。言葉尻がいくら整っていても、素直に聞く気になれない話はまったく役に立ちません。
正しい話って、なんとなく聞かなきゃいけないように感じがち。だけど、それはあなた自身も腑に落ちて初めて機能するモノです。だから、もしその「正しい話」を聴くにしても、心の底から納得してからにすることをおススメします。
どうせ話を聴くなら、役に立つ方がそりゃーいいですもんね。
■正しさよりも、納得を大事に…。
私が提供しているカウンセリングでも、これは同じです。
たとえ私の提案した内容が学術的には正しかろうが、あなたが納得できないのであればやんなくてOK。私は違う方法を提案します。
仮に、AさんとBさんのお悩みの内容が大まかには同じだったとしても、提案内容は全然違うものということも珍しくありません。というか、納得を重視している以上、提案内容には差があって当然だと思っています。
心から納得できるカウンセリングをお探しのあなたへ…。以下にHPのリンクを掲載しておきますので、ご興味がありましたらご覧ください。