大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

「正しい」だけの意見では、悩みは解決しないんです…。

「正しい」から、悩みが解決するわけではないんです…。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

毎日のようにクライアントさんのお悩みをうかがっていく中で、私自身、気を付けているようになったことがありましてね。

それは「正しい」だけの意見は極力採用しない、ということ。

もちろん、これだけではなんのこっちゃ、むしろ間違っている、と思って当然なので、しっかり説明していきますね。ひとまず結論から言いますと、「正しい」だけのことを採用していたら、クライアントさんの悩みが解決しないということを知ってしまったから。これは一体どういうことなのか。以下でお話ししていきますね。

目次

■退職決意の経緯は、色々あります…。

クライアントさんが会社を退職する、ってことを決意する経緯はいろいろあります。仕事のやりがい、人間関係などね…その「辞める理由」の中でもメジャーなのが「体調不良」なんですよね。

ちなみに私も会社を辞めた理由は「体調不良」がメインではありますけど、私の場合は「会社に出れないほど」体調が悪かったんですよね。だからある意味で運が良かったというか…。会社に出ずに全部を終わらせることができましたからね。

■お金をもらっているから、仕事をまっとうしよう、というごく当たり前の正論。

ただ、その「体調不良」にも私みたいなパターンではなく、「仕事には一応出れる」パターンもあるわけですよね。いわゆる、休むほどではない、ってヤツね。

この場合は、仮に仕事を辞めるとしてもその残りの雇用期間は仕事に出ないといけないわけですよね。つまるところ、社員としての責任、みたいなものは一応、あるわけです。ここでいう社員の責任ってのは、お金をもらっている以上、仕事を全力でまっとうしよう、ってこと。ごくごく、正論です。全くもって、間違った意見ではありません。

そう、間違った意見ではないんですけどね…。

■体調不良で辞めるのに、仕事を頑張るのは「正しい」?

例えば、その職場での雇用期間が残り1カ月を切っていて、いま会社が大変な時期だから…みたいな理由で、ロクな手当もなしに必死に仕事をすることって、果たして「正しい」んかね?と思うんです。

辞めるんだからキャリアアップにもならないし、もっと言うと「退職理由が体調不良」であるならば、なおのことオーバーワークなんてのは避ける必要があるわけです。少なくとも、私はこのタイミングで「仕事を頑張る」っていう「正しい」行動を取れる気がしないんですよね。

■「真面目」よりも、自分を守ろう。

だから、私は会社を辞める際には「仕事を真面目にやる」ことではなく、「最低限のエネルギーで仕事をして、自分を守りましょう」って話をします。これは決して正論ではないですよね。

だけど、こういう「自分自身の受容」が一旦あれば、少なくとも「根っこから」やる気を削がれるって状況にはならないんですよね。そうすれば、もしかしたら少しぐらいなら仕事をまっとうしきれるかな?って気分も出てくるんです。

真面目に正しくやることは確かに美徳。無理せずにできるなら、そりゃ一番いいと思います。だけど、それができない、って状況ならば、そのことを認めて受け入れた上で、無理のないことを提案していくこと…これが、私の大切な仕事だと思っています。

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