大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

全力でやらなくても、仕事はうまくいく。~八割でも、毎日続けられるなら誇っていい。

全力でなくても、続ければOKなんです。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

私が抑うつ症を引き起こした背景は、仕事のストレスだけではなくて…気質的な問題もあったんですよね。その気質っていうのが、とにかく「一日一日を全力で駆け抜けようとしすぎ」だったところ。

いやね、楽しかった時はよかったんですよ。その方がより「濃く」一日を感じることができて、充実してましたから。特に、大学時代は音楽に打ち込んで本当に本当に楽しかったんで、すべてを全力でやってましたよね。

だったんですけど、これが社会人になると、ね…。まったく気を抜けず、手も抜けず、それなのに仕事ができるようにはならず…っていう三重苦に陥りました。その上、仕事ができないから楽しくもない。まさに、ストレスのミルフィーユ構造ですよね。

毎日毎日、ゼェゼェハァハァ…

この積み重ねの結果、いわばショボイ充電池のように「フルパワー」のレベルがじりじりと下がって来て、休んでも回復しない、っていう体調になってしまったんです。私は、この記事を読んでくださっているあなたには、そんなことになってほしくないわけです。私は幸い、早い段階で治せたからよかったものの、病気にならないならそれに越したことはないですしね。

そこで、私自身が今も実践していて、全力でやらなくても仕事がうまくいくようになった考え方についてお話ししていこうと思います。

目次

■続けられるペースまでハードルを下げて、毎日、続けていく。

考え方自体は非常にシンプル。八割を、毎日続けていく。これだけです。ぶっちゃけ、八割が厳しいのであれば、もっと割合を減らしても構いません。なんせ、力を抜いても続けられる割合で、物事に取り組んでみてほしいんです。

私自身、最初は抵抗があったんですよ。頑張ってない、やりきれてない、中途半端だ…みたいな気持ちがワーッと出てきて、頑張らせよう頑張らせようとしてきてました。実際問題、一週間程度であれば、全力で駆け抜けることは可能ですしね(テスト前の勉強期間、とかね)。

■全力であってもガス欠を起こしたら、結局は抜かれてしまう。

ただ、全力を一か月、半年、一年…ってなっていくと、よほど気持ちの噛み合った好きなことであったとしても、正直身体が悲鳴を上げることがあるんですよ。まして、仕事でストレスを抱えているのにそういう全力姿勢でいくのは、いくらなんでもムチャです。その結果、全力どころか、MAXでも三割以下のパフォーマンスになってしまったのが、抑うつ症になった前後の私の状態なんですよ。

そうなってしまうと、八割でもペースを乱さずに毎日走っている方が結局は前を走ることになります。ポイントは、「毎日」ということです。確実な進歩があれば、必ず物事は前に進んでいくんですよね。

例えば、筋トレなどをやってみたらわかると思いますが、八割でも「毎日」続けることって、結構大変なことなのです。(私も筋トレにトライしましたが、全力でやってたら結局続かなかったです)つまりは、八割でも毎日続けられるならば「誇っていい」のです。

■全力の結果、倒れてしまったら元も子もない。

全力は一見美しいかもしれません。日本人的美徳として、ありますしねそういうの。ですが、その結果倒れてしまったら、全然美しくありませんし、誰かが助けてくれるわけでもありません。最悪、それ見たことか!みたいなことを言われることだってあります。…こうなってしまったら、悲しいじゃないですか。

ですので、無理なく、続けられるペースを守って仕事なり勉強なりする!これは本当に大切なことだと思うんですよね。ちなみに副次的な効果ですが、力が抜けているときの方が視野が広がって、結果として全力のときよりも結果が出ているようにも思いますね。

 

★無理のない「継続のコツ」については、以下の記事でもお話ししています。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp