大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

苦手を克服したいなら、苦手に「守られる」のを止める必要がある。

苦手という言葉に、実は守られていた。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

私、今までの人生の大半?って表現で適切かは分かりませんが、とある弱点を抱えながら生きてきたんですよね。

その弱点っていうのは、不器用っていうこと。学校の授業の工作、絵画、技術家庭科はとにかく全滅。特に技術家庭科ではひどい目に遭いましてね…。なんか、電気工作みたいなヤツで、コンセントで電気を供給すると光る、みたいなオブジェを作る授業だったんですが…それの配線をどっか間違えたのか、接続してスイッチを入れた瞬間教室中の電気がショートするような感じ(記憶では、すべての世界が紫色に見えたw)になり大失敗。温厚だった先生に本気で怒られた苦い思い出があります。

こういう経験を積み重ねたこともあって、私は不器用なんだ、って育ってきたんですよね。にも関わらず、大学を卒業して就職した先では「器用さ」を要求されるような仕事。私が病むのは必定、というかね。これがトドメになって、私は不器用、ってレッテルを最大限強化して生きてきたんですよね。

ですが、そんな私に転機が訪れたのは…2年半ほど前のこと。とあるきっかけで私は「不器用」からオサラバというか、克服するに至ったんですよね。今日はそのお話しをしていこうかと思います。

目次

■家事に向き合わない限り、お前の人生の先はない。

そのきっかけっていうのが、料理を始めとする家事をやり始めたことでした。

実は私、恥ずかしながら家事を一切することなく育ってきたので、当然のごとく一切、できなかったんですよ。今思うと、この現実を見るのがイヤだ、ってのもあって結婚が先延ばし状態になっていた、って側面もあったかと思います。

ですが、この先延ばし状態が続けば続くほど、現実が「先細る」というか、苦しい状態になっていったんですよね。まるで「家事に向き合わない限り、お前の人生の先はないぞ」といわんばかりにね。

■ガス台をつける、ってところからのスタート。

そこで、もう家事は一切できないけれど「やってみる」と決意して、まったくのポンコツ状態で腹をくくって籍を入れて、一緒に生活をしていくことにしたんですよね。

とにもかくにも、すべての家事ができなかったので、すべてを奥さんに習う日々。例えば、料理で言うと「ガス台をつけるところから」っていうレベルから、です。ぶっちゃけ、何度もくじけかけました。やり方をめぐって険悪なムードになったりすることも結構、あったかと思います。

ですが、それでも根気よく奥さんが教えてくれたおかげで、自分の中で何かがブレイクしたんですよね。マジな話、いきなり「苦も無く」身体が動くようになったんですよ。

■不器用と主張することで、嫌なことから逃げていた。

そのきっかけっていうのが「不器用」との決別だったんですよね。

たしか、奥さんに言われたんですよ。ギター弾きながら歌う、ってことができる人間が不器用のはずがないやろう、とね。不器用、と主張することで、イヤなことから逃げようとしてへんか、とね。

このときに、さっきの技術家庭科の話やら、いろいろと不器用を証明するためのエピソードを「用意」していることに気が付いたんです。ずいぶん昔の話で、なおかつ失敗した原因は経験が浅かった、ってだけの話なのにね。 (工作も「興味がなかった」から全然やってこなかった)

それに気づいてからというもの、身体がごまかそうとすることを止めてくれるようになったんですよね。素直に課題に対して動けるようになったというか。今では、家事全般、レベルはどうか知りませんが困らない程度にできるようになったんですよね。

■過去に守ってもらうんじゃなくて、いまからやればいい。

こういう経験もあって、私は「過去」を盾にして自分を守るのはもう止めていいんやな、と思うようになりました。それこそ、不器用は過去の話。

今からできるようになれば、全然それでいいやん。

過去に自分を諦めさせるんじゃなくて、必要なことに真っ直ぐ取り組めるようにしていくのは大事な事やなと思うんですよね。

★苦手を克服していくには、こういう段階も大事。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp