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心の傷を大きくしないために必要なこと。~「正しい知識」よりも、まずはいたわりから。

心の傷を大きくしないために、必要なこと。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

今回は心の傷を負ったときに重要な対応方法になる「イメージ」の話をしたいと思います。なんでまたこんな話をしようと思ったか、というと、どうしても心の傷の対応方法で「無理、無茶」が目立つなぁ…と感じることも多いからなんですよね。

よくあるパターンで言えば、カウンセリングをする側がある一定の「正解」みたいなものを持っていて、それを傷ついている人の「タイミング」を見ずに振りかざしてしまうってケース。具体的な言葉で言うと…それは間違っているから、これやったらいいのに、みたいな感じ。コレ、ぶっちゃけ私はイヤなんですよね。自分の考えを否定された気がしてしまうっていうかね。

こういうことにならんためにも、無理のない方法を採ることが大事になってくるんですよね。では、以下で具体的な話をしていきますね。

目次

■心のトゲは抜かなアカン、けれども…

便宜上、私が直接経験している「抑うつ症」を元にお話ししていきます。

抑うつ症の状態って、イメージで言うと、心にトゲが刺さっているような状態です。で、そのトゲは微妙な深さで刺さっているのです。イメージとしては、一気に抜こうとするとかなりの痛みを伴い、そのまま放置しておくのも苦しい状態です。

で、結論から先に言うと、このトゲは抜く必要があるんですけど、これをいきなり抜くのは無茶ですよね。本人の心の準備はもちろんのこと、止血をしてくれる人を呼んだりとか、そういう準備が必要になってくるわけですよ。それなしにいきなりグッと無理やり抜いてしまったら、溢れる血を止めることができずに、今度は再起が難しくなってしまいます。

■相談する相手は「選んでいい」。

だからこそ、私は相談する人は選んでエエんやで、ってことをお伝えしたいんですよね。自分自身が危機感を覚えるような相手には相談しなくてエエんやで、と思うんです。仮に相手の持っている知識が「正しくとも」ね。その正しい知識を使えるタイミングを見計ろうとしてくれない人に相談したら、逆にその相談がより傷を深くするケースもあるんです。

具体的に言うと、私のカウンセリングにいらっしゃった方によくあるのが「えっ、先生の言うこと聞かなくていいんですか!?」っていうリアクション。これは、正しい知識だろうが受け取り手のタイミングが合っていない状態。こういうリズムに入ってしまうと、「正しい知識」を実行できない自分はダメなんだ、みたいに責めが始まって、ドツボにはまってしまうんですよね。

■ある程度、心の準備をするのが大事。

私は、とりあえず「自分が傷ついている」と思うのであれば、優しい人を選んだ方がいいよって思います。まずはいたわっていかないと、どうしても厳しいと思いますしね。早く何とかしようと焦って、荒療治にいくのはリスクが大きすぎると思います。

ほんで、ある程度心の準備ができたな、って思った段階で、自然とステップアップしていけばいいと思うんですよね。こういうリズムの方が「理にかなっている」と私は思うんですよね。

 

★私自身、こういう言葉に救われてきました…

kantanstresskaisyou.hateblo.jp