会社を辞めるなんて、親に申し訳ない…というあなたへ。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
会社を辞める上で、私自身が気になったこととして、やっぱり「親に申し訳ない」ってのがあったんですよね。というのも、私は就職浪人として1年間、休学して卒業延期しましたから(単位はちゃんと取った。ここは声を一応大にして言いたいw)、いわば余分に迷惑をかけるような格好になってしまったわけです。
そんな中、結構な苦節ありながら就職を決めた会社を、いくら自分の体調が悪くなったとはいえたったの半年でアウト、みたいになってしまったことはかなり「しまった…」と思いました。幸い、やりたいように、と言ってくれる親でしたからよかったものの、それでもやっぱりどこか、申し訳なさは消えずに来たんですよね。
ただ、会社を辞めてカウンセラーになって、とりあえずそこそこは食べられるようになってきた…とはいえ、どうにもこうにも「納得のいく形」に辿り着かなかったんですよ。それこそが「なんだかんだ、親は心配しているんじゃないか…」とか、「望んだ形とは、違うやろうなぁ…」とか、そういう気持ち。
…ですが、先日、そういう気持ちが晴れるような出来事があったので、今日はそれをお話ししたいと思います。
目次
■大きな壁・私の父。
私、今年からお菓子やパン作りにトライして、むしろ心理学よりも遥かに時間を使っているんですけどね。どんどんやりたい欲が湧いてきて、人にも渡して、ありがたいことにオイシイと言っていただける機会も増えてきました。
ただ、そんな中でもひとつ、大きな壁があったんです。それこそが、私の父。
食にさほど興味があるイメージはなく(というか、家事はまったくしない)、今年は大きく体調を壊して入院していたこともあり、それまでにも作っていった私のお菓子をほとんど口にしたことがなかった(一時帰宅とかしても、体調が優れているわけではなかった)んですよね。そうでなくとも、多少いざこざがあったこともあり、結構なわだかまりがあったんです。
■とにかく心配だった、父のリアクション。
そんな折、先日父がめでたく退院の運びとなったこともあり、うちの家族にガトーショコラをふるまおう、ってことで作っていったんです。
↓次回は切り方、ほんま考えて行こう…w
ほんで、この時一番心配だったのが父のリアクションだったんですよ。
なんせ、食への興味が薄いし、甘いものを食べるイメージもないし、ましてや私が料理をする、ってこともそれこそ「まったく」信じていなかった様子でしたから。
そんな父がひと口食べるや否や「うまい!!!」って結構大きな声で言ったんですよね。これには驚きましたね。こんなにも食で喜んでくれるのか、とね。
■「親孝行」について、否定的だった私…
思えば、私は「親孝行」については結構否定的だったんですよね。
親に縛られていたら自分が死んでしまうし、親が心配するから、とか親が反対しているとかなんだ、って形で「親の意向に無理に沿おうとする」方には、それこそ斬鉄剣をかますぐらいの気持ちでぶった切ってましたしね。いわば、親孝行が、自分の思いをごまかすための隠れ蓑みたいな言葉として横行しているように思ってましたしね。
だけどね。今回初めて、ひょっとしたら「親孝行」らしきものができたのかもなぁ、とか思うんです。
もちろん、こういう形を親が望んでいたかって言われたら、まず間違いなく「違う」と思います。一回も踏み外したりせず、ヘタに会社を辞めたりせずにライフプランを進む方が、そりゃ親からしたら「安心」だったろうし。
だけど、今回は、自分自身が本当に「やりたい!」って思ったことで、親も喜んでくれたわけで。そりゃー、どっちがが折れるよりもこっちの方がうれしいですよね。
■やりたいことを素直にやったら、それが親孝行に繋がった。
会社員を辞める…ってことに迷う理由として、親の意向が気になって、とか、申し訳なくて…っての、やっぱりあると思います。
だけど、私自身の所感としては、親がレールを敷いてくれるわけでもなし、そこを会社を辞められない理由として「最優先にしてはいけない」ところだと思います。
私は当初、ビジネスで突き抜けることこそが、親孝行だ!みたいに思っていた節もありました。実際、その想いがあったから「初速」はそれなりについた、と思います。でも結局それは「ソッコー会社を辞めた」という親に対する罪滅ぼしのようなフィーリングに過ぎなかったから、心とお金とのバランスはいつまで経っても取れずじまいでした。
ほんで、別に「ビジネスで、仕事で」とかそういうのを取っ払って、自分がやりたいことを素直に表現したら、それが一番親孝行らしきものに繋がったんですよね。だからこそ、私はヘンに力んで「仕事で成功しなあかん!」とか思わずに、やりたいことを素直にやってみることがいいんじゃないかな、と思うんですよね。
★やりたいことを、素直にやるために大事なのはこういう考え方です…。