会社を辞めたら、それまでの全部は「ムダ」になる?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
会社を辞める、辞めないって話になったときに「もし今辞めたら、それまでのことがムダになるんじゃないか…」と、迷う、ってシチュエーション、結構あります。
結論から言うと、もちろんそんなムダになることはないんですけど、どうしてもそのときは「ムダにならないと素直に信じることが出来ない」んですよね。ダイレクトに思い浮かぶのは「プータローの自分、社会的にダメかもしれない自分」ってな感じですしね。私は実際にその立場を経験しましたしね。
では、そういう思いを断ち切って、経験は財産として残っていくで、ってことをどうやって信じるに至ったのか。今日はその話をします。
目次
■価値は、命に従って付いている。
実は、きっかけはこの曲を聴いたことでした。
この曲、最初は普通にいい曲やなー、って聞いてて、歌詞までは頭に入ってなかったんですよね。で、ひょんなときに「そういや、どういう内容なんやろ…」って思って調べたときに、目に飛び込んできたのが…
価値は命に従って付いている
って言葉。 あぁ…そうなのか、と思いましたよね。
★この曲を含めたアルバムの考察は、別ブログでやってます…
■辞めたら全部終わりだ、と思っていたけれど…
私は、物事でもなんでも「辞めたら全部終わりだ」っていう発想を持っていました。
だから、今まで生きてきて、ほとんどのことはやり通してきましたし、続けられないことはクソ、ってかなり強めに思っていました。もっとも、基本姿勢としては、現在も「続けることは相当に重要視」しています。継続なしに成せることはないと思っていますしね。
★継続については、こちらでもお話ししています…。
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
そういう経緯もあったので、私自身が会社を続けられなかったことに関しては少なからずショックがありました。その瞬間は社会人として終わった、って思いましたからね。
ですが、この歌詞を見たときに、辞めてしまったとしても、そのときに経験していたことは血肉となって自分自身と共にいるんや、ってことをスッと納得できたというか…。
会社員を辞めたあとで、少なからず自分を責める気持ちもあった私でしたが、そういうモヤモヤした気持ちがスッと晴れていったのを思い出します。
■辞めたら、直接の関係は終わるけれど…
会社を辞めたことで、その会社との「直接の」関係は確かに終わりました。
ですが、実際こうしてブログを書いているように、そのときの経験は私の身体を形成している一部です。無論、なくなっていませんし、これからもそうなることはないでしょう。
このことが腑に落ちていれば、自分自身が違う、と思ったことから早い段階で手を離すことになったとしても、それがムダになることはないですし…むしろ「逃げ遅れ」で経験をトラウマのようにしてしまうことを防げるし、結果として自分自身から「喪失感」との距離を取ることが出来るんじゃないか、と思うんですよね。
★いま、後悔の中にいる…というあなたへ。