そんなに、抱えこまなくても大丈夫。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
今日は最近よくクライアントさんにお話ししている「会社を辞めるためのコツ」についてお話ししていきます。
会社を辞められない…と嘆く方に多いのが、「自分がやらなきゃいけない仕事」が残っているってお話。どうも、引継ぎやらがあるって話でね。むしろ、私みたいにパッと止めた人間にとっては、引継ぐような仕事があるまで会社員を続けられていることがすごいなーと思うわけですが…(苦笑)。
ただ、正直この考え方のままだと会社を辞められないですよね。時間が経てばまた新しい仕事が出てきて、後ろ倒しに「引き継がなきゃいけないもの」が出てくるわけで…
では、どのように考え方をシフトしたらいいのか。今日はそういうお話しをしていきたいと思います。
目次
■とにかく、「最低限の仕事」だけでOK。
私がお伝えしているのは、とにかく「最低限の仕事」でいい、っていうお話し。
会社を辞められないって嘆いている方って、どうしてもずーーーーっと頑張ってしまっているといいますかね。完璧を目指し過ぎているな、と感じるんですよね。
例えば、引継ぎ。
正直なところ、引き継いだからといって、どんなに段階を踏んだからといって、その「引き継いだ相手」が完璧に仕事をこなしてくれる保証なんてどこにもないわけですよ。自分のことじゃない相手の仕事の出来は、「ある程度まで」しかコントロールできないわけですよ。
だから、とりあえずやり方を書いたメモなどをまとめたりして、わからないところがあったら質問してもらう、などのやり方にして、引継ぎを終わらせる必要があるんですよね。そうじゃないといつまで経っても「線引き」ができないわけです。これは苦しい。
■他人の責任を抱え込もうとしなくていい!
つまりは、余分な他人の責任まで抱え込もうとしなくてもいいですよ、ってことです。
あなたがどんなに仕事を教え込んだとしても、その相手が行動をまったく起こさなかったら全く意味をなさないわけでね。で、その相手が絡む部分はあくまで「あなたがコントロールできるものではない」ので、どうしようもないことなんですよ。
あなたがすべきことは「仕事を引き継ぐこと」であって、「仕事ができるようになるまでつきっきりで面倒みること」ではないはずなんですよ。会社を辞めたいのならば。
■どこかで、思い切った「見切り」は必要。
結構シビアな話ではありますけど、現実問題、どこかで思い切った見切りをつける必要があるってことは頭に入れておいてほしいと思います。
というか、もうひとつついでにお話ししておくと、つきっきりだと相手が仕事できるようになる確率は低いと思います。正直「ま、また聞けばいっか…」っていう気持ちのスキが出来てしまうので、どうしても覚えようって気持ちが欠けがちになるんですよね。あなたが居なくなる危機感を持ってもらう方が、ちゃんと覚えようとしてくれると思います。
ですので、相手の「出来る可能性」を信じて、手を離す勇気…コレを大切にしてほしいなと思います。手を離して初めて、相手が自分の力で立つことを覚えてくれて、あなた自身も自由になっていけるのだと思います。
★会社を辞めるためには、これを「やめる」のも大切。