褒め言葉、ちゃんと受け取ってますか?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
突然ですが…あなたは、「褒められたとき」どんな反応をしていますか?
素直に「ありがとう!」と受け取る人、はたまた「またまたぁ…」とお世辞かのように感じてしまって、受け取れない人、そんでもって「いえいえ、大したことないですよー、まだまだです。」というように、謙遜して受け取らない人…様々だと思います。
で、私の体感でいうと「後者の二つ」が多いパターンじゃないかなと。また、それが美徳とされている節があるなと思うんです。なんというか、褒められてフツーに喜んでいたらバカっぽいというか、非常識というか、そういう流れがあると思います。
ですが、実際問題、私が出会う人で心が健康だと感じた人って、総じて「誉め言葉」をそのまま受け取る人なんですよね。自信にも満ちていて、女子でも男子でも「イケてる」人が多い(内面も含め)。
てことは、誉め言葉は受け取った方が得、ってこと。イケてる人のマインドに近づいていくわけですから。でも、「褒め言葉を素直に受け取るのに抵抗がある」って方はかなりいると思います。それがある意味「常識」ですからね。今日はそんな常識を取っ払って、誉め言葉を素直に受け取って、自信に繋げていく方法について、お話ししていこうと思います。
目次
■誉め言葉は「建て前」?
誉め言葉を受け取るのって、ホント最初は難しいんですよ。
っていうのも、再三言っていますが「誉め言葉を謙遜して受け取らないこと」が常識っぽくなっているゆえに、誉め言葉を受け取るのはバカ=非常識、って形が刷り込まれている側面があるからです。(こういう「建て前」の考え方、私はホント嫌い)
こういう側面があるゆえに、誉め言葉は「建て前」で言っているもんだ、と思い込むようになって、人のいう褒めを信じない、って思いが強化されるんですよね。だから、誉め言葉を受け取らないような形で行動するクセがついてしまうんです。
■誉め言葉の受け取り拒否を「止めた」きっかけ。
で、私自身はどうかというと…人を褒めることが好きなんですよね。いいところは絶対にあるし、伸ばしていってほしいと思うんです。ほんで、褒められるのも好き。文字通りに受け取る方だと思います。
ただ、最初からこういうマインドだったわけではなくて…私も誉め言葉を受け取るのは苦手でした。ウソなんじゃないか、建て前なんじゃないか、っていう意識はどこかでしてました。でも、それ、止めたんですよ。意図的に。
なんで止めたかって言うと、悲しかったから。私自身が相手への誉め言葉を受け取ってもらえず、むしろ「イヤミ」で言ってるぐらいの捉えられ方をしたときにね。単純な話、失礼だなと思ったんですよね。どれぐらいの熱量なのかは知りませんけど、褒めるという行動を取らせるぐらいには、なんらかのポイントがあったわけで。
■褒めるのも、それなりに勇気が要る。
で、これも大事なんですが…褒めるのも、それなりに勇気がいるんですよね。
ピントがずれていないか、とか、気分よく受け取ってもらえるかなとか、これぐらいは無意識で考えるものなんですよね。だからこそ、それなりの決心をして褒めている、ってことが多いんです。
その想いをフイにするように「いやいや…お世辞でしょ?」なんて言われた日には、ガッカリですよね(経験上、こういう方で心の底から輝いている人に出会ったことがない)。こういう人、ぶっちゃけるともう褒めるのやめとこ、って思います。損するもん。
その結果、だんだんと真っ直ぐに褒めてくれる人がいなくなって「褒めたとしてもお世辞」の人ばかりが残ってしまうから、自分に対するポジティブな意見はウソ、みたいなマインドが出来上がって、自信がなくなっていくんですよ。
■誉め言葉を受け取って、誰が損するの?
だったら、誉め言葉をきちんと受け取っておく方が得だと思うんです。
単純な話、受け取って誰が損するの?って話ですし、外から「アイツ、誉め言葉真に受けて、アホちゃう?」みたいに言うヤツなんて、気にしなくていいですやん。そんな人間にどう思われようと、関係あらへんやないですか(そんな人、仲間に入れたくないし)。
褒められるタイミング=スムーズに自尊心を満たす絶好のチャンスです。受け取っておけば、気持ちが前向きになりますし、自信がつきます。褒めた側も、その方が気持ちいいんです。(お世辞の人もいますけど、それでも喜んでおきましょう。仮にいなくなっても支障のない人間関係だと思います)
だからこそ、褒められたらそのまま受け取る。私は本当に大事なことだと思うんですよね。
★ちなみに、この考え方も自信をつけるためにとても大切です…