同じ方向ばかりじゃなくて、ね。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
私は、抑うつ症を発症していたとき、考えようとしても考えられない時というのが頻繁に起こっていました。なんというか、気づいたらボーっとしている感じで、時間がムダに過ぎていたんですよね。
このとき、「あー、あかんあかん考えなあかん!」というような、焦りという気持ちが前に出てきてそれで頭がいっぱいになってしまい、その結果、より、考えられなくなっていく、というループにはまっていました。
こういうときの対策として、パッと思いつくのは…何も考えない。というのが最も潔い方法です。が…仕事をしていく中でそれをすると、「ちゃんと考えてるのか!」などと余計に怒られたり…といった別の問題が発生してしまいます。
では、どうしたらこういう「煮詰まり状態」を解決できるのかと言いますと…
目次
■煮詰まりを自然に解決できる方法とは?
実は、非常に簡単でなおかつ効果的な方法があります。その方法とは…他のやるべき事を「1分だけ」考えるという方法です。つまりは「よそ見」しましょってことです。
大方の場合、やるべきことって目の前の一つだけじゃないはずなんですよね。私の場合は、現在更新しているブログは当ブログだけではありませんし、そもそもブログ更新だけが仕事ではありません。カウンセリングの提供も行っていますしね。
そこで一度、目の前のこと以外の、ほかの事を考えてみるのです。すると、使っている脳の領域が少し変わるんですよね。やってみると分かると思いますが、ちょっとスッとするんですよね。で、元々考えていたことに戻ってみると…さっきまで考えるのがイヤだったのが「思い込み」の一部に過ぎなかった、ということに気づけることが非常に多いです。
ちなみに、「1分だけ」としたのは、切り替えが元でやるべきことそのものを忘れたりすると、本末転倒になってしまいますからね(笑)。考え方を切り替えたときは非常に楽になりやすく、解放されるような気持ちが強く出るので、注意が必要なところです。
■熟考は、必要な行動だけれど…
ひとつのことを熟考することは、もちろん必要な行動です。そうやって乗り越えていくべきモノもあります。壁に当たったら全部逃げてしまう…っていう思考回路では物事が進んでいかないのも事実ですしね。
ですが、考えても考えても課題が前に進んでいかないときは、今回の「1分思考切り替え術」を思い出していただけると幸いです。同じ方向でダメなら、違う方向に進んでみる。すると、そこに道があるかもしれませんよ。
★逆に、考えているように見られなくて困る、という場合は以下の記事をご覧ください。