「認められてない!」「不当な評価だ!」こういう思いで腹が立ったら…。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
私は以前、こんな記事を書いたんですが…
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もうちょっと、お話ししてみたいことが出てきたので、今日はそのお話しをしていこうかと思います。
認められないことに対する怒り。この怒り自体はごもっともで、そりゃ認められたいって思うことは人間誰しもあるもの。不当な評価で喜ぶ人間なんていません。
ただ、外から見ていると「この人、むしろその不当な評価を欲しがってない…?」って思ってしまうような事例が多いな、ってのも感じていましてね。今日はそういうパラドックスみたいなものから抜け出すための考え方をお話ししていきたいと思います。
目次
■なにかにつけて、批判ばかりの人…。
例えば…批判ばっかりの人って、いるじゃないですか?
なにかにつけて、国だ、政治だ、ジェンダーだ、って、問題を見つけてきては、今の社会が気に入らない!ってことを声高に叫んでクダを巻く。そしてもっと「変われ!」と「人にばかり」要求する…。
一見ね、要求としてはスジが通っているようにも見えるし、一定の支持も集めていて、なるほど、って「見える」ことも確かにあります。
■強烈な「批判マインド」の奥にある「脆さ」。
ただね、この「変われ」って主張以外の部分がなーんにも見えてこないってなると、私は「ん?」って思ってしまうんですよね。
もし、その「変わってほしい部分」が達成されたら…?その主張は「いらない」ですよね。そうなるとその後に待っているのは「無価値感*1」なわけ、ですよ。
強烈な批判マインドの奥には、こういう「脆さ」があるんですよね。しかも、この脆さを人に見られることに対しても、大きな恐怖感が隠されています。
だから、ドンドン「気に入らない部分」という燃料を探してきて、火を燃やし続けないと「不安」なんですよね。いわば、変わってほしいけど変わってほしくない、みたいな話で自己矛盾を抱えてしまって、心が妙にささくれ立ってしまうわけです。
さて、なんでこういう話しをしたかというと…私自身が、こういうマインドで苦しんだ経験があるから。そして、そういう主張をベースにした支持基盤は脆い、ってことも既に体感しているから。身から出たさびとはいえ、やっぱり辛かったんですよ。(そのときの経験はこちらで記事にしています)
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■気に入らないことより、好きなことで生きる。
私自身がこういう批判マインドを脱却するきっかけになったのは、嫌やなと思う環境から素直に離れる、って行動を取ったことでした。つまりは、燃料を探しに行くのを止めて、自分自身が「こうしたい!」と思ったような行動を取るようにした、ってこと。
そうしたら、気に入らないものを目にする機会がだんだんと減って、そういう批判的主張ででかりそめの支持みたいなものを集めに行かなくても済むようになったんですよね。もちろん、現在は当時みたいに常にカッカしているようなことなんてありません。
気に入らないことなんて、正直「探せば」山ほどあるでしょう。それはもちろん私自身もそう。だけど、そこからまずは「いち抜けた」して、好きなモノ・好きなことを中心にして生活する。まずはこっから試してみてほしいと思います。
そうすれば、いつの間にか「不当な評価」なんてものはあなたの世界から消えていきますし、何より「楽しく」生きることができるはずだと思うんですよね。
★まずは、こういうところから始めてみるのがおススメです…。
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*1:自分には価値がないと「感じる」ということ。