言葉が行き違って、困っているあなたへ…
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
あなたには、言葉がいき違って伝わって困った、という経験はありますか?
もちろんですが、私にはあります。自分では伝えたと思っていたことが、まったく伝わっていなかったり、はたまたねじ曲がって伝わっていたりなど、学生時代から社会人まで、しょっちゅうありました。だから、私はコミュニケーションに関して常にどこか緊張していましたね。ミスって伝わっていたらどうしよう…っていう形の緊張がね。
ただ、一人で仕事をし始めたのに、やっぱそれは困るって思ったので、いろいろ本を読んだりして勉強しました。誤解によるトラブルって、お互いが自分自身のことを「正しい」と思っている分、厄介なこじれ方をすることも多く、どうしても何とかする必要があったのでね。
今日は、そうやっていろいろと勉強をしてきた結果、最も大切だなと実感していることについてお話ししていきたいと思います。
目次
■言葉から伝わるものには、限界がある。
その実感していることとは、言葉から伝わるものには限界がある、ということです。言い換えると、言葉ではすべてを伝えきることはできない、ということ。
例えば、ラーメンを食べて、おいしかったということを伝えたいとします。それをこのまま他の人に伝えたらどうなるでしょう。言わば、伝えられた人がもらった情報は「ラーメンがおいしかった」ということだけです。どのようにおいしかったか、どんな見た目なのか、もっと言うと「どんな味なのか」すら、全く分からないはずです。勝手にイメージをすることはあれど、ね。
言ってしまえば、話を聴かされた人はそのラーメンを食べたわけではないんですよね。だから、どこまでいっても想像の域は抜けないわけです。
■言葉だけで、体験までは伝え切れない。
つまり、自分が体験した要素(過程)をすっ飛ばして結論だけを伝達しようとすると、誤解が生まれやすくなる、というわけです。これを防ぐためには、できるだけ正確に伝えるためにも過程は大事にする必要があるんですよね。
※ビジネスシーンでは、「結論が先!」とよく言われますが、その優先順位を守った上で、誤解のないように過程を付け加えておくことも大事。
過程が共有できていれば、どこかで話がズレたとしても、どこでズレたのかを判断することが簡単に出来て、コミュニケーションがスムーズに進んでいきます。もちろん、コミュニケーションの「スピード」だけを見ると結論「だけ」の方が早いのは確かですが、話がズレてしまったときの修正は非常に時間がかかってしまいますから、結局回り道になってしまうんですよね。
■言葉は、丁寧に使っていくことが大事だと思う。
先ほども言いましたが、言葉から伝わるものには限界があります。それゆえに、簡便にばかり済まそうとしてしまうと、誤解を生んで大きなトラブルのもとになります。
限界があるからこそ、丁寧に言葉を尽くしてコミュニケーションをとっていくことが私は大事だと思いますが…あなたは、どう思いますか?
★言葉の行き違いを減らしていくための具体的な案はこんな感じです。