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大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

「真面目」と「融通が利かない」の境界線って、どこ?

真面目なのは、いいことだけれど…

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

今日は、真面目に仕事をやっているつもりなのにうまくいかんなぁ…って感じているあなたに読んでほしい記事をお送りします。

まず、真面目な人って、基本的には好感度が高いですよね。しっかりしているって印象を与えることもできますし、ルールを守ったりとか、そういう基本的な人間性(規範意識)もあって、接しやすい安全な人、という印象を持ってもらえることが多いと思います。

ですが、真面目、には近い距離に「非常に不名誉」な言葉がいますよね。その言葉っていうのが、「融通が利かない」。いうまでもなく、いい印象はありませんよね。頑固とか、そういう言葉にも置き換えられますが、なにせ「本質」を見落としている、という状態になりますから、信頼性が著しくなくなってしまいます。

この記事では、そういう「真面目」と「融通が利かない」の境界線について、お話ししていこうと思います。

目次

■融通が利かない、となってしまう原因。

融通が利かない。これがもっとも顔を出しやすいのが、ルールの「外」にある出来事への対応についてなんですよね。

たとえば、何かにつけて規則ですので、と言ってみたりすることや、自分の常識から少し外れただけで「ありえない!」といつでも憤慨している、とかね。こういう人って、ルールを守ることが第一義になってしまっていて、チームの空気を整えたり、流れの円滑さを維持するっていう仕事をうまく行かせる上での「本質」に近い部分を見落としがちになるんですよね。

そりゃー、絶対に必要なルールならともかく…そのルールを守る理由について、「規則ですので」以上の踏み込んだ説明ができないなら、本当にそのルールが必要なのか?ってところから疑わしいじゃないですか。もっと言うと、そのルールがあるからこそ仕事がうまくいかなくなる可能性すらある、ってこともあり得るわけで。

■要らないルールを作ろうとして、うまくいかなかった例。

具体的なエピソードで言うと…私が大学のサークルにいたころ、グループ内で揉めたことがあったんですよ。その内容っていうのが、「TVゲーム」について。なんというか、TVゲームを元にサークルに入られるのがイヤだったようで、撤去しろ、といったことを主張してきたわけです。ゲームばかりしていて、楽器はうまくならんやろ、って話もありました。

たしかに、音楽サークルであることを加味すると、間違った主張には見えません。エキサイトしていたのでうるさかったでしょうし、熱すぎて入りにくい空気があったってところも後からちらほら、聞いたりしましたしね。

ところが、現実問題として、音楽サークルとしての体面を保つためには、音楽の技術面が最も大事じゃないですか。バンドが組めるか組めないかとかって話になるわけですから。ちなみに、先述の問題も「苦情」として外部から寄せられたものではなく、ただ「内部にいる人間が、現状、気に入らない」からという理由だったんですよね。

で、ゲームをしていたメンバーは、皆、音楽面でも欠かせない戦力だったんですよ。しかも、ゲームが最初の入部動機だったけれど、最終的にはめっちゃ練習して音楽的にも主力まで上り詰めた人間もいました。もっというと、他サークルとの交流も生まれていました。

結局のところ、ゲームがどうこうは「音楽とは関係のない」話だったわけです。これが、音楽サークルらしく、みたいな表面的な体裁だけを整えようとして「本質」を見落とした一例ですよね。

■ルールについて、本当に要るかどうか疑うのも大事!

ルールは、確かに大事なモノ。それがあるからこそ統制も取れるわけで。

でも、それが本当に必要なものなのか、それこそ、あるがゆえにうまくいかないような事例を起こしていないか、そこまでイメージするクセを付けておくのは大事なことだと思いますね。

ルールは、必要かどうかも疑って、アップデートを為していく必要があるんですよね。この「アップデート」ができるかどうか。これが「真面目」を「融通が利かない」にしないために大事なことだと思います。

★状況に応じた対応能力を育てるには、こういう考え方も大切です。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp