上司の注意がきつい…。そう感じたときにお読みください。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
職場の悩みで結構多いのが、上司の注意の仕方がきつい、というもの。
これ、私自身も結構悩んでいたんですよね。特に、抑うつ症になるかならんかのあたりで一番きつい怒られ方をしたこともあって、長いことトラウマのようになっていましたね。
今日はそんな上司のかわし方というか、対応方法をお伝えします。
目次
■かつての痛みを思い出しているんじゃないか疑惑。
実は、カウンセリングでよくやる手法が結構有効です。
どんな手法かと言うと「かつての痛みを思い出しているんじゃないか疑惑」ってヤツ。今の自分が強く感じる心の痛みは、過去に大きな傷になった出来事があって、そういう傷をまた負うまいとして、危険信号として出してくれている、という考え方です。
で、この「危険信号」の元となった出来事のことを思い起こして「それ、いまはもう、要らないから大丈夫ー、ありがとう」って感じで手を離していく、って流れですね。
この手法の良さは、上司に何かの働きかけをする必要がないところです。自分自身が実行すれば、自己完結します。つまり、「仕事術」みたいに「そもそも冷静さを保てていないと実行できない」ものよりも簡単に実行できる、ってのがポイントです。
■実際に、実行してもらった結果…
では、実際にクライアントさんにやっていただいた結果どうなったか、というと…
周囲のことが気にならなくなり、勤務していたときもいつもよりみんな優しくしてくれて、なおかつ「仕事ができる人」に対して畏怖みたいなものがあったのが、普通に見れるようになった、って報告をいただいたんですよね。
これがどういう仕組みで起きたかと言うと…
さっきお話しした「危険信号」って、それこそ半分スイッチオン状態というか…。つまるところ、常に「怯え」みたいなモノが出てしまうんですよね。もちろん、「心」からすると自分を守りたい一心なんですけど、これが周囲の人には伝わらないので「なんか挙動が落ち着いていない人」という印象だけが先行するんです。
これを先ほどの手法で落ち着けた結果、普段よりも堂々と…というか、変な警戒感が薄れていって、普通に過ごせるようになった結果、別に攻撃されるような対象ではなくなった、っていうこと。
こういう流れで、きつい言い方をされなくなっていったんですよね。
■まず、自分から変わってみよう。
大切なことは、まず「自分から変わること」なんですよね。
もちろん、倫理的な意味で言えば上司の言い方が悪いのが事実だったとしても、その上司が「自分の言い方は適切だ」と思っていた場合は、そもそも取り合ってもらえませんし、場合によっては逆上されてもっともっと不利益な扱いを受けてしまうかもしれないですよね。
だから、今回のお話しを「自分自身から変わる」ための方法として利用していただけたら、いい感じで役立つんじゃないかな、と思います。その方が、余分なリスクを背負わずに、自分自身も堂々としていられるんだから、一石二鳥だとも思うんですよね。
★堂々とした態度でいられるようになるためには、この記事もおススメ。