私は、このことから逃げ回っていました…
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
就活における定番作業に自己分析、ってあるじゃないですか。念のために説明しますと、自己分析とはどのような適性が自分にあるのかを知ること、です。単純な話、自分に合ったところに就職しようと思ったら必須、ですよね?適性を知って初めて、どこが自分にフィットするのかがわかるわけですから。
ただ、私、この自己分析が大の苦手でして…面接で突っ込んだ質問をされたときにアタフタして、面接官にその場で説教されたこともありました。「君、そんなんじゃ話にならないよ(半笑いしながら、へへへ」みたいにね。そのときは、恥をかかせやがって!とか思っていましたが、今思えば完全に私に非がありますね…やらなあかんことをやっていなかったことが悪いわけで。
で、私がこの自己分析が苦手だった理由っていうのが、何をしていても、どんな形でやろうとも、イマイチしっくりこないって状態が続いていて、その度にモヤっとするから、というモノでした。要は、イヤな気分になるからやれないっていうね。
ただ、この「イヤな気分」にこそ、就職を円滑に進めるヒントが詰まっていたんです。今日はそのことについてお話ししようと思います。
目次
■自分の「イヤだ」という気持ちを無視していた私。
私が当時イヤな気分になっていたのは、自分が「イヤだなぁ」と思うことについて考えることでした。それこそ、「コレをイヤだと思っちゃいけない…」みたいなことを考えていたんですよ。
こんな上司はイヤだー、こんな条件はイヤだー、働く場所は実家圏内がイイー、だのなんだのと、ワガママでしかないな、とか思っていたんですよね。で、しばらくして我に返るような感じで、「こんなこと言ってても、実現できへんやん…」って感じで自己嫌悪に陥ってしまうから、無視していたんですよね、この気持ちを。
■「嫌いな気持ち」が、人生のカギを握っていた。
…こんな私でも、二年間の就活の末、なんとか就職することができました…がしかし、私が選んだ結末は以下の記事でも触れた通りのモノでした。
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
要は、私の場合、自分の中にある「嫌いな気持ち」を無視していたことこそが、会社でストレスを溜めて抑うつ症を発症する大きなきっかけになってしまったわけです。
そんなこともあって、会社を休職している間に、「これ以上、目を逸らしてはいけない」と思い、自己分析をやり直してみたんですよね、自分の嫌いな部分からも逃げずに、正直にね。同じ失敗を繰り返してはならん、って気持ちが強かったので。その結果、出てきたのが「人に指示されて何かをするのがあり得ないほど嫌い」というものだったんです。
…もはや、「会社人」としてやっていくことは不可能だったわけです。会社というのは、指示をもらわなければいけない期間が必ず存在するわけでね。こうして私は、ほどなくして会社を辞める決断をしたのです。
その後も、やはり「悪あがき」的に一般的な道(公務員の勉強とか)を探そうとはしましたが、どう見たって自分自身が求めていない道なのは明らかでした。で、そんな気分に気づき始めてから程なくして起業の文字を目にして勉強を始め、今に至る…わけです。この道に入ってから、早7年目。会社員時代とは比べ物にならないくらい、「やっていける感」があります。
■自分の気持ちにウソをつかずに行動する方が、結果うまくいく。
私は、「嫌いなモノ」から目を逸らさずに、徹底的に避けるってことをやった結果、人生がしっくりくるようになってきました。
「嫌いなモノ」が、社会的な常識から外れていればいるほど、恥の概念に苦しめられてなかなか苦しい思いをするとは思います。ですが、自分の気持ちにウソをつかずに行動する方が、結果うまくいくということは、会社員時代の10倍近くのキャリアを積むことができているという私の事実で十分かと思います。
もし今、あなたが「会社での自分自身」に納得がいかない部分が多いというのであれば、嫌いなことから目を背けていないか、ぜひ自己分析をやってみてくださいね。意外な自分に気が付いて、人生ががらりと変わるようなきっかけを掴めるかもしれませんよ。
★自己分析には、こちらの記事も活用いただけます…。