いっぺん、これを止めてみてほしい。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
実は私、カウンセラーでありながら「聴いててげんなりする話」っていうのも、もちろんあるんですよね。もちろん、当人は本気で悩んでいるんだと思うんです。少なくとも「意識の上では」ね。
ですが、客観的に話を聴いているとどうもこれは違うぞ…というような話もあるわけで。正直、そういう話を聴いているとものすごく疲れる上に、相手の現実もなかなか変わっていかないからお互いのためによくないなー、と思うんですよね。
で、話をよくよく聴いていると、なかなか問題解決に持っていきづらい、聴いてて疲れる話にはある「口癖」があったんですよね。今日はそれについてのお話を…
目次
■「でも、だって」って言って、気分明るくなるか?
その口癖っていうのは「でも、だって」です。
そりゃね、話の流れ上仕方ないものはあります。でも、って言わないと繋がらない文はありますしね。ただ、いっぺん考えてほしいな、と思うのが…
でも、って言った後、気分が明るくなるか?ってこと。
特に、悩んでいるときってトーンが沈みがちですから、どうしても暗い方向へと向いていきがち。そんなときに「でも」とか「だって」って口癖を増やしてしまうと、余分に暗くなってしまうんですよね。
■でも、だっては「そういう」現実を引き寄せる。
ですので、私がカウンセリングをする際は、いったんはありのままをブワーっとしゃべっていただくんですが、その後はできるだけ「でも」とか「だって」を減らしてもらうように話を持っていきます。
最初はしんどいです。特に散々そういうクセがついている方はね。
だけど、だんだん継続しているうちに、少しずつではあるんですけど「明るく」現実が変わっていくんですよね。やっぱり言霊というか、発しているモノが引き寄せる現実ってあると私は思っていて、「でも」とか「だって」って言うのは、そういう現実を引き寄せてしまうんですよね。
■イヤな出来事を起こさない基本は「意識にのぼらせない」こと。
だからこそ、そういう言葉を発する回数を減らしていけば、だんだんとそういう「でも」「だって」に付随する出来事が減っていくんですよね。意識にのぼってこなくなりますからね。
イヤな出来事を起こさない基本って、意識にのぼらせないこと、なんですよ。イヤだと思う(心のフィルターに引っかかる)から、イヤなことが起きるわけでね。だからこそ、自分から「でも、だって」と言葉を発して、そういう負の意識を高める必要なんて、ないんですよね。
ちなみに、以前はこれを「禁止!」ぐらいのテンションでやってたんですけど、それじゃちょっとしんどいと思いますんで、「減らす」って感じでいくといいと思います。「減塩」とかと同じテンションでね。「減・でも」「減・だって」って感じで。あんま語呂が良くなかったですが、それぐらいに軽いテンションを自分で作るのが大事だと思うんですよね。
★自然に気持ちを前向きに持っていくためには、こういう対策も有効です。