大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

就職浪人してまで入社した会社を、抑うつ症のためわずか9か月で退職した私が、会社に所属しない道を選び、独立してメシを喰っていけるようになるまでに大事だなと思った心構えについて綴ったブログです。

他人のせいに「飽きてから」、自分と向き合ってみる。~まずは、「人のせい」から片づけよう。

最初は、「人のせい」でいい。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

抑うつ症の症状が色濃く出ていたとき、私は何かと闘っていました。もちろん、この「闘う」というのは比喩表現なので、実際問題、外から見るとそのように見えていたってことはおそらく、ないと思います(だからこそ、不調に気づいてもらいにくく、厄介なことになりやすいのかなと思います)。

その「闘っている何か」の対象は様々です。会社とか、上司とか、仕事とか…ほんと、人によって千差万別だと思います。

ちなみに、闘っている相手が自分の外側にいる場合は、少し環境が変わるだけでケロッと嘘のように症状が改善することが多いです。実は、私も休職をした瞬間に、一番重い症状(何もできない)っていう状態は脱出しました。当時の私は、完全に「病気になったのは上司のせいだ!会社のせいだ!」って思いが先行してましたからね。ですが、あと一歩、どうしても症状が抜けきらない…っていうのがあったんですよね。だから、症状の8割近くを1か月で治しながらも、そこから横ばいが続いたわけで…

で、この状態を脱出したきっかけっていうのが、いわば「闘い」が終わらせることができたからでした。いわゆる、「残りの2割分」の闘いですね。その闘っていた相手は、実は「自分自身」だったんです。ここを乗り越えるのは、結構な覚悟が必要でした。自分との向き合いを強いられますからね。今日はその「自分との向き合い」を乗り越えて、心のバランスを安定させる方法についてお話ししたいと思います。

■まずは、「他人のせい」を出し尽くす。

自分との向き合いのコツで、一番大事だと思ったのは、実は「他人のせいだと思っていることを出し尽くす」こと。

これがなんで大事かって言うと、やらないと自分と向き合う準備が整わないからなんですよ。どっかで「人のせい」と思ってるうちは、自分と向き合おうとしてもムダ。苦しくなってくると「でもアイツが…!」って思いが反射的に出てきて、結局は人のせいのままってことになってしまうんです。

だからこそ、主治医の先生も、カウンセリングの最初の段階では、どんどん吐き出させてくれたんだと思います。40分近く、ひたすらに元上司のことを責めまくって、相当にスッキリしたことを思い出します。あれがあったからこそ、かなり安心したんですよね。

■他人のせいに「飽きたら」、自分と向き合ってみる。

で、他人のせいを徹底して続けて、出し尽くして来たら、ふとしたタイミングで「気が済む」んですよね。もういっか、みたいにね。

私の場合、それが起きたのが2012年の2月。ちょうど、抑うつ症が治ったタイミングと重なっています。このときにやったことは、自分自身が将来何をしていくのか、ってことを考えることでした。当然ではありますが、会社の退職は「自己都合」でのものでしたから、会社が再就職をあっせんしてくれるわけではありません。だからこそ、ここで自然な形で「自己責任」って気持ちに切り替わったんですよね。

そのときに、最後の苦しみがやってきました。つまりは「自分が仕事ができなかったのがいけなかったんだ」とか、「就職だけを目的にしていたからいけなかったんだ」とか、「やる気がないのに、ウソをついていたからいけなかったんだ」っていうような、病気を引き起こした自分自身の怠慢と向き合うことになったんです。(この記事でもそういうことについてお話ししています。)

kantanstresskaisyou.hateblo.jp

ただ、他人のせいにする、っていう段階が終わっていたからこそ、それはもう自然に自分も悪かったね、って納得することができたんです。すると、夜中によく陥っていた「突然イライラが爆発してベッドの柵を殴る」ってないわゆる「無意識に自分を責める症状」が消えました。こうして、自分自身も受け入れて、抑うつ症生活を終了することができたんです。

■「人のせいだ」と思っている自分を、まずはねぎらおう。

自分自身と向き合うのは、正直ラクなものではありません。苦しいことがいっぱいあるし、なにより心身の状態が悪いときにやってしまうと、余計に心が疲弊してしまいます。しかも、それを「失敗」として身体がカウントしてしまうから、逆にどんどん自分と向き合うことが怖くなってしまいます。

だからこそ、まずは「人のせいだ」と思っているところを、徹底的に吐き出して、自分をねぎらってあげることが大事だと思います。そうやって初めて、冷静な気持ちを取り戻していけて、自分と向き合ってみようか、と自然と思える日が来るのだと思います。