職場に嫌いなヤツがいるときに…。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
これまたよく受ける相談内容に「職場にどうしても嫌いなヤツがいる…」ってのがあります。私自身も、いわば上司が嫌いで会社を辞めたわけですから、この問題はとても悩ましい問題やと思います。
で、私のようにポーンと会社を辞めてしまえる…って状況でない、または「辞めたいわけではない」ってパターンも多い…というか、むしろ大半と思います。そこで、こういう状況のときに私自身がカウンセリングでするのはどういう話か…っていうのを、今日の記事にしていきたいと思います。
目次
■ベストは、スルー。
一番いいのは、スルーです。
根本的に、嫌いな人とは「合わない」ことがほとんど。まともにやりあってもケンカになるだけで、生産性がありません。話せば話すほどキライになることもしばしば…。
正直、これは動かしがたい事実かなと私は思います。ドラマみたいに「嫌いなヤツと最高の友情…」みたいな例はそうそうないと思いますしね。
■スルーが上手くできないときに心掛けること。
ただし、スルーできればラクだけど、どうしても気になるってケースもあると思います。嫌いってことは無関心、ではないってことですしね。
そういうときに心掛けてほしいのは「あくまで自分の仕事を探す」ということ。ムカつくヤツのことを考えるのではなく、自分の仕事に目を向ける…。このことをムカついたら思い出して、意識し直すのが大切。
実は、私自身もそうなんですが…ムカつくヤツが目につくときって、自分自身のやるべきことがイマイチ定めきれずに気が散っているときなんですよね。で、この目的を定める行動が案外心理的にキツイから、人の方に意識を向けてしまってやり過ごしてしまうんですよね。
■嫌いというエネルギーをぶつけなければ、他へ行ってくれる。
ただ、ひと時やり過ごせたとしても、他人のことに意識を「取られる」時間はもったいないんですよね。
正直、自分自身が相手のことを嫌えば嫌うほど、相手は変わってくれません。むしろ、どんどん意固地になって余計に問題が深刻化します。むしろ、もっともっとムカつくようなことが起こるでしょう。
そうなるぐらいなら、自分自身の仕事を少しでも片づけておく方がよほど生産的で、なおかつ心理学的にも「むやみにストローク(存在の認知)を与えない」という意味で理にかなっています。ムカつくことも次第に減っていくでしょう。
大事なことは、嫌いな人に「嫌いというエネルギーをぶつけること」ではなく、なにも与えないことです。そうすれば、だんだんエネルギーをくれる、構ってくれる相手の方へと自然と向かって行ってくれると思いますよ。
★自分のことに集中するための具体的な話は以下の記事で…。