大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

備えるだけだと、むしろ憂いの元になる。

備えた瞬間に、落とし穴が待っている。

f:id:kantanstresskaisyou:20170508084009j:plain

こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

先日、某テレビ番組を見ていたときのこと。確か、オーバー60の方々に「このことわざは信じるな!」みたいなニュアンスの企画をやってたんですよね。いろいろなことわざが出てくる中、印象に残ったのが「転ばぬ先の杖」。なんでも、転んで転んで、その中から学んでいけばいい、ってな話でした。

この話を聞きながら、ふと思い出したことがありましてね。というのも、ビビり過ぎちゃう?ってぐらいに備えあれば…とか、失敗を怖がり過ぎだと思うんですよね。しかも、私自身がいわゆる「備えゆえの落とし穴」にはまってしまったことがあるので、なおのことそう思うんです。今日はそんなお話しをお送りします。

目次

■これでは、準備をした意味がない!

今まで、いろんな「落とし穴」にはまってきましたが(笑)、もっとも代表的かつ分かりやすいのが「震災備蓄」です。

結果から言いますと、非常食管理できずに腐らせてしまいました。しかも、当時子供だったとはいえ一応私は阪神大震災の経験者。それでも、いつの間にやら喉元過ぎればなんとやら、になってしまっていたんです。東北の震災で思い出したころには、期限が切れてました…。加えて、ライトも電池が中で液漏れして破損。使える状態にはなかったんですよね。

これじゃあ、ホンマのホンマに、まったく意味がないわけで。

■「備える」感覚が強すぎると、逆に結果が出しづらい。

正直「備える」って感覚は、強すぎると結果を出しづらいと私は思うんですよね。

というのも、備えたらそこで安心感が得られてしまって、どうしても「ゴール」してしまいがち。人間、ゴールした、目的を達成したものの記憶ってどうしても「優先順位を下げてしまう」じゃないですか。

でも、震災備蓄って「準備」がゴールではなく「使う」ことが目的ですよね。だからこそ、準備して終わりじゃなくて、定期的に記憶に戻すために、いついつチェックするとか書いたシートなりを貼り付けておいて、適宜確認しとかなアカンわけです。

■備えきれないなら、無理して備えなくていい。

「備えあれば憂いなし」って言葉もありますが…その備えが実は使えなかったと知ったときには憂いでは済まず、狼狽しますよね。そんなことになるぐらいなら、転ばぬ先の杖、なんて要らんわけですよ。杖のせいで転んだ、って話になったら笑えへんしね。

備えをするならば、それこそパーフェクトに、ぬかりなく、ですよね。それができんなら、無理して備えに必死にならなくていいと思うんですよね。

★心配性になりがち、というあなたへ…。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp