断じて、お金「の」せいではないやろ、と。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
こないだ、うちの奥さんといろいろ話していたんですが…どういう流れだったか、お金のブロックの話になりましてね(うちの奥さんとも、心理関係の話はよくします)。
で、このとき話してて気づいたんですが…私、「お金のブロック」って表現がどうもしっくりこなくてね。
一応、お金のブロックって言葉を軽く説明しますと…お金を原因として、さまざまな行動を制限(ブロック)することのことです。例えば、お金がないから○○できない、みたいなね。これ、心理学の業界では「悩みの根源として」ベタ中のベタ中のベタ、ぐらいの感じです。
前提をお話ししたところで、なぜ「お金のブロック」って表現がしっくりこなかったか、ってところに話を戻します。ざっくり言うと、お金のブロックってのを発見したところで現状の解決に繋がる見込みが薄いから…ってところだったんですが、このとき「思い付きのように」ポロっと出た私自身のひと言で、なんかモヤモヤがするんと解けたと言いますか…そのひと言っていうのが、お金「で」ブロック、っていうモノだったんです。
これだけじゃなんのこっちゃ、やと思いますので、以下で詳しくお話ししていきます。
目次
■お金のブロックって、お金のせい、みたいに聞こえる。
お金「の」ブロックと、お金「で」ブロック。
これ、たった一字違いではありますけど、その中身には大きな差があります。
★一字違いでもデカいぞ!って話ではここでもしました。
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
お金のブロックって、どうも私には「他責」感が感じられたんですよね。自分自身のせいではなく、「お金のブロックのせいで」こうなってる、みたいな。もっと言うと、自分は悪くない、って言ってるようにも聞こえて、 それは違うんちゃうか、っていう感覚があったんです。
こういう認識だと、お金のブロックを発見すればするほど「私悪くない、お金のブロックが悪い」みたいな気持ちばかりが強化されてきて、どんどん「意固地」になっていくよなぁと思ったんです。行動を変えていかないと、現状は変わりっこないのにも関わらず、ね。
■お金「で」ブロックするのは「自分自身」。
その一方で、お金「で」ブロック、という置き換えをしたら、自分自身の行動の仕方を変えないといけないんだ、ということが真っ直ぐ心に届くんじゃないか、と思うんです。
なぜなら、お金「で」ということは、お金を「利用して」ということ。利用をするのは他でもない、自分自身じゃないですか。だから、自分自身の行動に焦点が当たりやすいんですよね。
例文を出してみます。
・思い切ってモノが買えないのは、お金のブロックがあったから。
・思い切ってモノが買えないのは、お金でブロックしていたから。
この二つの例文、事象としては一緒です。ですが、自然な日本語で通そうと思ったら、前者は他責、後者は自己責任になるんです。この違いはとてつもなく大きいと思うんです。
■お金どうちゃらやなくて、自分の行動を変えよう。
少々厳しい話になるかも知れませんが、私は「他責」をしているうちは物事は解決には向かわない、と思っています。
お金のブロックを一生懸命探しているうちは、自分ではなく、お金のブロックが悪いんだ、というマインドからは抜け出せないんです。だから、いつまでもいつまでも「お金のブロックどうちゃらこうちゃら」と言う段階から進歩できないんですよね。
こういう段階から一歩抜け出すためにも、お金を理由にして、お金「で」諦めたり、できないって決断をしたのは「自分」なんだ、ということを認めて、どうしたらお金とか関係なくやれるか、というように思考の向きを変えていくことが問題の解決に直接繋がっていくんじゃないか、と思うんですよね。
★お金が自分のところに来やすくなる考え方は、以下の記事でもお話ししています。