ただ「打ちひしがれる」ことがしんどくなってきたら…
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
「なんでこんな目に遭ったんやろ…」
私が抑うつ症を発症したときは、どうしても、こんな風に考えてしまうことがありました。一応、きちんと勉強してそれなりの大学に行き、戦力として期待されて入社したはずなのに、今はベッドの上でただ、時間が過ぎるのを待っている…。
こういう状態は本当にきつかったです。このように、その場で打ちひしがれることは当然あることですし、悪いことでもありません。むしろ、冷静に捉えるためには必要な段階。もっとも、そのように気づくことができたのは、あくまで「治ってからしばらくしてのち」の話。
ただ、それでもずーっと打ちひしがれている状態では、さすがにしんどいだけ。そこで今回は、そういう「打ちひしがれて、落ち込んでいるだけの状態」からいかに脱出するか、っていうポイントについてお話ししていきたいと思います。
目次
■打ちひしがれることが「しんどく」なってきたら…
さっきも言いましたが…
打ちひしがれていることについて、これがしんどくなってきたら転換のポイントです。
どう転換するか、と言うと…しんどい状態になってから助けてもらったことはなかったか、とかそういう発想をすることがおススメです。
私の場合、ネットを通じていろんなお友達が助けてくれましたし、何よりサークルの後輩たちが普通に受け入れてくれたことがものすごく大きかったんですよ。いわば、病気を通じてそういう「あたたかみ」を知ることができた、と言いますかね。
★参考記事
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
■病気に「なれた」から、ブレーキをかけられるようになった。
もちろん、病気そのものを喜べ、とは思いませんが…
今になって考えると、病気にきちんとなれたから(慢性的にただしんどい、とかではなく)、私は自分にブレーキをかけることができるようになったのです。この出来事以降、本当に「無理」をしなくなったので、休職前とは段違いに健康な身体になったと思います。
こう考えたら、痛い目に遭うことだって決してマイナスばかりではないんですよね。
■ネガティブが、自分の道を軌道修正してくれた。
ネガティブな出来事は、誰しも嫌なものです。それ自体は今も特に大きく変わったわけではありません。
ただ、ネガティブな出来事が逆に自分の人生を軌道修正してくれたということには感謝すべきだなと本当に思います。言うてしまえば、心理カウンセラーの道には、この病気なしには来ることができなかったとマジで思いますしね。
だからこそ、ネガティブになることにしんどくなったら、前を向いてみることをおススメします。そうすると、案外悪くないんじゃないか、と気づけてきて気持ちがラクになってくると思うんですよね。
★もっと言うと、私はこの経験すら「悪くなかった」と思っています…。