自分で自分を「無力」な存在にしていませんか?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
会社を辞めてから7年以上が経って…改めて「これ大事なんちゃう?」って思ったことがあるので、今日はその話をしていきたいと思います。
会社員を辞めると、文字通り、なーんにもなくなるような感覚があるんですよね。そりゃー、一日の3分の1~2分の1、もっと多いかもしれない割合を占めているものがなくなるわけですからね。
で、この感覚はある「やっかいな現象」を引き起こすんですよね。
その現象っていうのが…誰彼構わずすごく見えてしまうこと。この感じは誰しも持つモノ。「なにか行動を起こしていそう」な人はどうしても「すごく」見えがち。実態がレベル1だったとしてもね。では、この現象が「なぜ」やっかいなのか。かつ、どうやって脱出したらいいのか。以下の段で、詳しく説明していきますね。
目次
■スゴイスゴイの裏にある「折り返し」。
この「スゴイスゴイ現象」の厄介なところは、自信がドンドン下がることなんですよね。
もちろん、相手のすごさを認めることは大事なこと。なんですけど、この「認める」ときに要らん「折り返し」が入ってしまうことがとっても多いんですよね。その「折り返し」っていうのが…
でも(それなのに)、私は…ってヤツ。
この折り返しは本当に厄介で、人のことをすごいと思えば思うほど、自信を取られていってしまうんですよね。そりゃそうですよね。人のことを思うほどに「でも」が積み上がっていくんですから。
■「でも」を積み上げるから、自分が無力な存在になる。
「でも」を積み上げてると、やっぱり現実が硬直してしまうというか…どんどん自分が「無力」な存在になっていくんですよね。
どうせ自分には無理だから…とか、あなたはできるからいいよね…とか、そういう卑屈さがにじみ出てくるんですよね。この状態に陥ると、主体性が「ゼロ」に近づいていってしまうんですよ。それこそ、なんとか「する」んじゃなくて「してもらう」になってしまうわけ。
自分自身の現実を変えるための主導権が、自分じゃなく「誰か」に移ってしまってるから、いつまで経っても現実が変わっていかないわけです。当たり前、ですよね…。ていうか、こういう人に関しては、私はなんとかよくなってほしいなぁ、ともイマイチ思えないんです。何かしら提案しても「自分にはできない」みたいにブロックしよるしね。
■なんでもいいから、一歩目ぐらいは自分で踏み出そう!
では、こういう状態をなんとかするにはどうしたらいいか。やることはひとつ。何でもいいから、一歩目ぐらいは自分で踏み出す、ってクセをつけること。これが大事です。
これは私の例ですが…3年前まで家事とか一切やらなくてね。それこそガスコンロのつけ方すらわかんない、っていうレベルだったんですよ。ただ、それでも料理をしてみたい、って気持ちがあったから、どうせ無理、とか思わずにチャレンジを重ねていったんですよ。その結果、今では人に自分の料理を食べてもらえるぐらいにはなることができたんですよね。
↓自作のパウンドケーキ(3年前当時)。自分でいうのもなんですけど、マジうまかったです。
なんせ、自己満足で全然、OKだと思うんですよ。人がなんと言おうが、自分で自分にOKを出していくことが大事でね。
だからこそ、自分で自分を無力なものにするのはもう止め、でいきましょう。人任せじゃなくて、自分に任せられる方が楽しいし気持ちも安定するで、って私は思うんですよね。
★自分でやる力は、こういうやり方で育ちます…。