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大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

「痴漢にあったら声を出せ」とか言うけど、アレ普通に無理でしたっていう話。

正直、声なんか出ないよね。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

今日は初めて、はてなブログの「お題スロット」機能を使って記事を書いてみたいと思います。「誰にも信じてもらえない」って言ったら語弊が多少あるんですけど…(基本、聴き直される。)。

5年ぐらい前ですかね?飲み会を終えて地元の駅に帰ってきたときのこと。お酒呑んだ後だったので、そこそこ気分よく帰ってきたんですよね。時間もがっつり深夜。終電付近で私は帰ってきました。

で、お酒飲んでたのもあって、男子トイレに入ったんですよね。そしたら隣にメガネをかけたおじさんが来たんです。おじさんもそこそこ酔っている様子で「お酒飲んだら、トイレ近くなりますよねぇ~」みたいなことを言ってきたんですよね。このときは、まぁ、ただの酔っ払いか、と思って別に流してました。私も酔っぱらってましたしね。

ですが、用を足し終えて、男子小便器から離れようとした瞬間に…そのおじさんが私の股間に向かって手を伸ばしてきたんです。

目次

■私は、男子でありながら「痴漢」に遭った。

私は反射的に相手に正対した形で避けました。すると、そのおじさんは「やってしまった」というような感じだったのか、一目散に逃げていきました。

…そう、私は男子でありながら「痴漢」にあったんですよね。

その場で私は、何が起こったのか状況把握に必死でした。あっけに取られて、しばらく立ち尽くして、ようやく「あのおっさんは痴漢だったのだ」と理解した、って感じ。もちろん、声を出すこともなく、逃げていったおっさんを追いかけるでもなく、ただ茫然と…ってのが実態でした。

■声なんか、出せないっすよマジで。

しかし、振り返ってみたら超こえーって思いますよね。

もし正対せずに背を向けていたら勢いよくそのまま…みたいなこともあったかもしれないし、私の方が奥側(壁際)で用を足していたので、逃げ場もなかったですしね。

ほんで、よく「痴漢にあったら声を出せ」とか「不審者にあったら声を出せ」とか言うじゃないですか。あれ無理でしたね。脳が混乱して、マジどうしようもなかったです。ていうか、そんなガッツがあったら痴漢にも遭わんかった気がするし…。

■現実はノウハウ通りになんか進まない。

こういう経験をしたことがあるんで、私はカウンセリングをするときも、「ノウハウ通りには進まないね」ってことはきちんと予期した上で進めるのを大事にしています。それ通りにできたら苦労せんしね。

緊急時になったらそんな冷静には動けないものなんですよね。ある意味、それが腑に落ちたという意味だけで見たら貴重な経験ではあるんでしょうけど…それでもあの「状況を把握したときの恐怖感」はもう味わいたくないっすね。

追伸:しかし、私は1対1だったからそのおっさんが犯人確定だったのでまだよかったですが…電車の中とかだったら「もし冤罪だったら…」とか当然思ってしまいますよね。そんなん怖すぎっすよ、いやホンマね。だから、ある意味声を出せなかったのもよかったかなと思います。ひょっとしたら、オオゴトになってたかもしれないし、相手が逆上したかもしれんしね。

お題「誰にも信じてもらえない体験」