大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

「○○したい」という目的がないと「悪の総帥」みたいになるで、って話。

学ぶのもいいけれど、その後「どうしたい」のか。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

先日、こちらのバカリズムさんの動画を初めてみましてね。


バカリズム - - - 「黒い理由」/『バカリズムライブ「COLOR」』より

めっちゃくちゃ面白かった一方で、これ、ものすごく気を付けないといけないことやんなぁ…と思いましてね。

今日はこれを元に記事を書いていきたいと思います。

目次

■ 「悪の総帥」の「生きる目的」って?

このコントに出てくる「悪の総帥」は「正義の味方」に「なぜ、悪をやっているのか」ということを問い詰められるんですよね。

で、答えてはみるものの「人類を滅亡させたい」だの「世界征服したい」だの、出てくるのは「非・具体的で」なおかつ「…うーん、それで?」となるようなものばかり。

この問いかけをきっかけにして、悪の総帥は自分自身が「悪」であることそのものが目的化してしまって、その後どうやって生きていくのかを一切考えてきていなかった、ということに気づくんですよね。

■「ラクになって」「どうしたい」のか。

これ、実はカウンセリングや心理学でもよく起こることやなーと思いましてね。

もちろん、最初は「ラクになりたい」とか、そんな動機でも全然いいと思うんです。その目的自体が自分自身の変化に寄与してくれますしね。

だけど、結局のところ「ラクになったあと」「どうしたいのか」ってのがないと、逆に不安感が出てきてしまうんですよね。ラクになるって目的を達成してしまったら、やることがなくなってしまいますから。

こうなると、この不安を解消するためだけに心理学、カウンセリングにのめり込んでしまうってことが起きるんですよね。当初は意識にのぼっていた「不安」も、だんだんごまかされて見過ごされるようになっていって、それこそ「悪の総帥」のレベルとあんま変わらないような「世界平和」とか「幸せになる」とか、具体性のかけらもない目標を掲げるようになってしまうんですよね。

こんな目標状態の方に「で、その後どうしたいんですか?」って問いかけに答えられる例はほぼほぼ0。しかも「具体的な○○したい」がないから平和も幸せも実現していかない。

これはアカンと私は思うんです。

■目的を達成して「どうしたいのか」を、イメージしてほしい。

だからこそ、心理学なりカウンセリングとかも、自分の状態が良くなったその後どうしたいのか、ってのはイメージをしてほしいと思うんですよね。

例えば、私の場合はカウンセリングを受けて抑うつ症が落ち着いてきたタイミングで初めての一人旅に出ました。この経験が「あ、大丈夫なんや!」って気持ちを大きく強化してくれたのは間違いないと思うんですよね。

その後心理学を勉強して心理カウンセラーになりましたが、私の一番の目的は「本来、もっと実力を発揮できるはずの人が、その通りの実力を発揮する」ためのサポートをすること、なんですよね。

kitadaharuki.jimdo.com

会社員時代の私がそうでしたが、まったく仕事ができずに逃げるように会社を辞めないといけないようなレベルだった男でも、心理カウンセラーとしてご飯が食べていけるぐらいになってこれたんです。それぐらい、本来の道へと進むのは大切なことだと考えています。

少し話が逸れましたが、ぜひぜひ「目的達成の、その後」イメージしてみてほしいと思います。そうすれば、行動を起こしていくことはたやすくなっていくと思うんですよね。

★今回の記事とも、繋がる話です…。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp