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大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

現状維持って、別に「意識低く」ない。むしろ、意外とちょうどいい頑張り方だと思う。

現状維持で、ぶっちゃけちょうどいいと思う。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

私が結構、大事にしている考え方の中に「現状維持」があります。正直に言うと、この言葉が世間の流れに逆行しているんだろうな、ってのは感じています。なんというか、「意識低い系」っていうみなされ方をすることも多いと思います。

ではそんなみなされ方もされ得るのに、なぜにこの考え方を大事にしているか、っていうと…「現状維持って、意外とちょうどいい頑張り方なんじゃないか」って思うからなんですよね。

今日は、なぜに「現状維持くらいがちょうどいい頑張り」なのか。ってお話しをしていきたいと思います。特に、「現状維持は退化」と思っている人にほど読んでほしいなと思います。

目次

■以前の私は、現状維持否定派だった。

まず、前提として話しておく必要があるのが…かつては私自身、現状維持否定派だった、ということ。

だって、頑張っていないし…自分は、まだまだ出来ていないし…

こんなことを言っては、向上心を周囲に見せて、頑張ろうとしていたんですよね。

ただ、こういう頑張りってぶっちゃけ、キリがないんですよね。アレが足りないコレが足りない、って話になってきて、なんでもかんでも頑張らなきゃいけないっていう強迫観念に駆られて、どうしても頑張り過ぎになったんです。

私の場合は、それが以前勤めてた仕事だったんです。出遅れたから、仕事ドンドン覚えて早く追いつこう、追いつこうとするたびに、結局どれから手をつければいいかがわからなくなって、最終的にはそこで「悩む時間」が増えてしまったんですよね。

皮肉にも「現状を少しでも良くしたい一心で」手を出したことが、むしろ自分をがんじがらめにする要因になって、結局身につけるのに手いっぱい(最悪、身に付きすらしない)になって、いわば「何一つとして物事が進んでいない」っていうマズい事態を招いたんですよね。

むしろ、現状維持以下(未満)の現実が待っていたんです。

■現状維持、へと意識を切り替えた結果起こったコト。

だからこそ、まずは最低でも現状維持をしよう、って形で一度ハードルを下げてみたんです。病気になったことを機に。

すると、現状を維持するためのもの(=今、それなりに持っているもの)へと意識が切り替わって、「あぁ、意外と自分自身、持ってるんだな」と満たされ感が出てきたんですよね。別に、あくせくやりすぎなくても、大丈夫なんじゃない?って気持ちがフラットになったんですよ。

ほんで、この現状を大事にするためにいま必要なことはなにか、って考え方をするようになったときに「いま、持っているものを大事にしよう」って形が出来上がったんです。そしたら、自動的にいまの自分を大事にできるようになってきて、周囲にそれが伝わっていって大事にされるようになってきて、結果、現状はドンドン良くなっているんですよね。

■現状維持=今、あることを大切にすること。

私は、現状維持=今、あることを大事に、ってことだと思っています。

今、何をすべきかに集中していくこと。それを実行していくだけで、自ずとやることは決まってくるんですよね。過去に囚われたり、未来を不安がったりといった意識の「散り」がなくなりますからね。

物事には必ず、ある程度の優先順位があります。やるべきこと、やりたいこと、今やらんでいいこと、未来永劫やらんでいいこと…などなど、基準はたくさんあります。だからこそ、「現状維持は死!」ぐらいのテンションだとすべてを追いかけないと死ぬんじゃないかぐらいの気持ちになってしまい、不安になるだけなんですよね。

だからこそ、いったんリラックスして、現状のいいところを一旦見てみる。そして、今すべきことをする。そうすれば自ずと、優先順位の低いものが消えていって、生き方がシンプルになっていくんですよね。すると、「行動」を常に起こすことができるようになって、現状維持止まりではなく、自然と前へ前へと進んでいくと思うんですよね。

 

★仕事に対する意識が高くないといけないんじゃないか…と思いがちなときに読んでください…。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp