誰かや何かに期待して、ガッカリするくらいなら。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
人間って、どうしても未来をポジティブに見たくなる生き物でして…いや、もっと精確に表現すると、「ネガティブな未来を見たくない」生き物だと思うんです。その結果、どうしても「期待」って気持ちが生まれてくるんですよね。
一見、響きだけ聞くと、期待って明るいものに聴こえると思うんですけど、実はこれが案外ストレスの元になりやすいんですよね。単純な話ですが、期待がもたらすのは、その望み通りのポジティブな未来だけではなく、ネガティブな現実を引き寄せることもあるわけです。つまりは、もし期待が外れてネガティブな未来に辿り付いてしまうと、期待をした分ガッカリ度も大きくなってしまうわけです。
正直、こうなってしまうぐらいなら「期待」なんてしない方がいいんじゃないか…。そう思うのも無理はないと思います。ただ、期待の仕方によっては、ポジティブな「期待通りの」未来を引き寄せることもできるんですよね。今日はそれについて、以下の段で詳しくお話ししていきたいと思います。
目次
■他人に期待をするから、バクチになってしまう。
まず、期待したときにうまくいかない原因からお話しすると…シンプルに、他人(もしくは、何か)に期待をしていることなんですよね。これ、コントロールできないですよね?あくまで他人ですからね。
それなのに、期待が外れたら否応なしに気分は下がっていくわけです。いわば、毎度毎度「バクチ」みたいなもんなんですよ。自分の気分がどうなるかは期待したもの次第、ってことですからね。考えてみたら、非常に不安定なことだと思いませんか?
■「自分」に期待すれば、エネルギーに繋げられる。
ただ、それでもどうしても期待ってのは自然な感情ですから、生まれてくるもの。だからこそ、エネルギーに繋げていきたいところですよね?
そのために良い方法がありましてね。その方法っていうのが、自分に期待することです。単純な話です。自分ならコントロールできますからね。期待に応えてくれる確率が他人よりは高いわけですよ。
期待に応えることができれば、自信に繋がりますし、気分も一気に乗っていきます。これを利用しない手はないと思うんです。
■当たりまえの約束を守れば、自信はつく。
ただし、過度の期待は禁物。特に自分に期待することに慣れてくるまではね。だから、最初は「必ず成功できること」を計画通り実行していくのがお勧めです。
例えば…毎日できるなにか(歯磨きなどそんなレベルで構いません)を実行していくことが挙げられます。要は、自分で自分に約束してしまうのです。当たり前のことをあえて約束して、それを守る習慣をつけるのです。
そうすれば、約束を守るというメッセージを自分の中に染み込ませることができて、自然と自信がついてきます。
■自分を「期待できる存在」にしていければ、無敵。
他人に期待していても、人生は変わりません。仮に他人が期待に応えたとしても、成長するのはその「他人」であって、あなたではありません。だったら、自分自身を「期待できる」存在に成長させて、頼れる存在にしていく方がよっぽど生産的だと思うんです。
自分を信頼し、自分に一番期待しているのが自分自身。こういう状態を作れれば、それこそ無敵なんじゃないかと私は思うんですよね。
★自分自身を、期待できる存在にするためには、こういう考え方が有効です。