しょうもないヤツは、どこまでいってもしょうもないから…
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
クライアントさんのお悩みをうかがっていると、必ずと言っていいほど出てくるお悩みが「上司がキライ」ってお悩み。私も上司は本当にキライでしたからすごく共感しますし、今でもその話をしろって言われたら結構ボロクソに言うかと思います。
ただ、そういう態度を見せると「えっ、そんなんで大丈夫なんですか?」って言われるんですよね。一応、上司じゃないですか、そんなボロクソ言っていいんですか?ってなことを言われるんですよね。
そこで、なぜキライな上司のことをボロクソ言っていいのか(笑)、その理由についてお話ししようかと思います。
目次
■上司だから、尊敬できるとは限りませんやん。
まず、一番に思うのが上司だからと言って、無条件で尊敬に値するわけではない、ということ。
そりゃー、仕事ができて人格もすばらしいっていうなら話は変わってきますが、仕事ができないせいか、いわば出世ペースからすると確実に遅い上司とか、いますやん。それとか、ただの「お気に入り」的な贔屓出世にしか見えない上司とか、いますやん。
私が言いたいのは、こんな人に敬意、払う必要ありますか?ってことなんですよ。
形上、上司ではあるけれど仕事は全然できない。できることはゴマすりとか、そういうことだけ。こんな人に、それこそ自分の仕事にケチつけられて、「ま、一応上司だしな…」なんて、パーフェクトな仏の心で流せますか?
むしろ、私はそこで変に怒りを感じようとせずに大人ぶろうとしているのを見ると、「ウソついてへん?」って詰めるかもしれませんね(笑)。
■キライな上司にヘタに敬意を払うから、図に乗ってしまう。
私が言いたいのは、上司だから、ということと、自分の好き嫌いを混同するな、っていうこと。
上司というだけで尊敬する必要なんて、ないです。そういう肩書やなくて、仕事ができるから、とか、性格がほんっと優しいとか、そういう「個人の中身」を尊敬するようにしていくほうが心が健康になる、と思うんですよね。
逆に、嫌いな上司なのに形上、尊敬をヘンに見せていると、ますます上司が図に乗る原因になりますし、もっともっとあなたのことを軽んじるようになっていきます。こうなってしまうと、余計にストレスが溜まっていきますし、なにより「嫌いな人に尊敬の意」というウソが、自分の心の感度を鈍くしてしまうために、ストレスに気づけずに気が付いたときには重症、ということにもなりかねません。
私の抑うつ症は、そうやって発症しましたからね。
■キライなモノはキライ。スキなモノはスキ。それぐらいシンプルでいい。
別に、その上司の前で罵倒をする必要はないです。それはリスクがいくらなんでも大きいのでね。ただ、好きでもないのに好きかのような、ややこしい態度をとるのは本当に止めた方がいいと思います。
要は、積極的にかかわろうとしないことが大事です。上司なんて、あくまでただの肩書き。その肩書きが、嫌ってはいけない理由にはなりません。
大事なことは、あなたがあなた自身の気持ちを見失わないこと、だと私は思います。
キライなモノはキライ。スキなモノはスキ。それぐらいシンプルな気持ちを大事にしてほしいな、と私は思います。
★上司にイラッとしたら、この記事もどうぞ…。