「なりたい自分」と、「現実の自分」との違い。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
おとといのカウンセリングで、興味深い話になったので皆様にもシェアしたいと思います。
職場とかで、適職診断のチェックシートみたいなモノ、やったことがある方も多いかと思います。リーダータイプとか、サポータータイプとかね。もちろん、この中には優劣はなくて、どのタイプにも「向き、不向き」があるわけです。
例えば、リーダータイプであれば、引っ張るのは得意だけど協調は苦手だったり、サポータータイプはその逆だったりと言った具合に、いいとこもあれば悪いところもあるわけです。むしろ、それでOKなわけです。
…ところが、どうもこういう「適職」などの話になると、決まって困った人が出てくるようです。
目次
■「リーダーシップ」に、あこがれていた…
それが「なりたい自分」と「現実の自分」を混同してしまうこと。
どうも、その職場でリーダーに就いている人が、リーダーには不向きなんじゃないか疑惑ってのがカウンセリング内で浮かび上がったわけです。
…実はかつての私もそうでしたが、どうしても「リーダーシップ」があるとカッコいい、みたいな気持ちがあって、現実をうまく直視することができなかったんですよね。ホントはリーダー的な役割に回るとドキドキしてしんどかったのに(笑)。
ただ、皮肉にもそういう「理想と現実」の混同があると、その「理想」っぽいチャンスはよくやってくるんですよね。リーダー的な役割、よく回ってきていましたしね。だけど、心理的な負担が大きいからうまくさばききれなかったり、はたまたその場は乗り切っても後でぐったりしてしまったりと、ロクなことにならなかったんですよね。
■「役割の貴賤意識」を取っ払おう!
だから、役割の貴賤意識みたいなものは、サッサと取っ払って、自分自身がラクにできるところでやっていくのがベストだと思うんです。
リーダーは確かにカッコいいかもしれないけど、できる人は限られています。逆に、サポートを適切に出来る人もカッコいいし、できる人は限られているわけです。大事なことは、あなたがあなたらしく、実力を発揮できるのか?ってところだと思うんです。
そして、理想の姿ばかりを追いかけていると、自分自身の本来の力を見失っていってしまいます。私も、リーダーをやっていた時は、リーダーとしての在り方、みたいなところばかりに気を取られて、それができていないと大きく落ち込んで、自分はダメだ!みたいな自分責めをしてしまっていました。もちろん、成果もダメ。
…コレ、端から見たらなーんにもカッコよくないでしょ?
■向いてることをしっかりやれば、それこそがカッコいい。
もう一度言いますが、役割に貴賤はありません。向き不向きは、誰にだってあります。
だからこそ、あなたの「向いている」部分に素直になって、素直に実力を発揮することをおススメします。向いていることをやって、しっかり力を発揮できていれば、それこそがカッコいいと私は思うんです。
★自分自身の適性を見極めるためには、こちらの記事の内容も重要です…。