プライドには、捨てちゃいけないモノがあるんです。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
プライドで、飯は食えないー。
こういうフレーズ、聞いたことありませんか?よくある「ビジネスマガジン」みたいなヤツに、こういう論調の記事やらを書いている方も多いため、プライドは「要らないモノ」もとい、あっちゃいけない、ぐらいに捉えている方も多いと思うんですよね。
ただ、私はそうは思っていなくてですね…。私は、プライドにもいわゆる「陰と陽」があって、要るプライドと、要らないプライドがあると考えているんです。
では、要るプライド、要らないプライドとは、それぞれどういうものなのか?以下で詳しく説明していきますね。
目次
■「要らないプライド」とはどういうもの?
まずは、要らないプライドについてお話しします。
コレは単純で、自分の非が認められないという「意固地」からくるプライドのことです。具体的な例でいうと、謝ることができないとか、素直さがないとか、そういう類のことです。
要は、明らかに、プライドを捨てれば変われるのにそれをしない、って周囲の目に映っていて、なおかつ成果がまったく出ていない場合。こういうときは早急にプライドを捨てて、周囲の声に耳を傾けた方が得策です。
ただ、この要らないプライドについては、巷でも散々言われていることなので、皆様も認知していることかと思います。
■一方、「要るプライド」とはどういうもの?
一方、「要るプライド」っていうのは何かというと…自分で決めたことを納得がいくまでごまかさずにやり切るための「粘り」を指します。このプライドがないと、物事を成果が出るまで継続するということが出来なくなってしまうんです。
私が今まで良く見てきた失敗例ってのは…習い事とかをやっていて、どうしてもちょっと歯車がかみ合わなくてしんどい、うまくかない時期とかって、あるじゃないですか。
で、そのことで悩んでる、どうしたらいいんかな?とか相談した際に、直接関係のない第三者から…「成果でないなら辞めたらいい」とか、「つまらないプライド捨てて楽になろうや」とか言われて、そうか私、プライドだけで頑張っていたのか!というように、「納得したふりごまかし」をしてしまって、結果なーんの成果も出ないまま…というモノです。
で、コレを繰り返してしまうと、失敗が積み重なりますから自信はもちろんつかないし、達成能力が身に付かないから信頼もなくすんですよ。何もかもが中途半端で終わってしまいがちになります。
…私は、こんなのまっぴら。
■「プライド」を、物事を投げ出すための言い訳にしないことが大事。
自分の非を認めないような、「頑な」でしかないプライドは、私もサッサと捨ててしまった方がいいと思います。ですが、自分自身がやる!と決断したモノを、「プライド」を言い訳に手放したりしないことはもっと大事なことだと思います。
自分が「ホンキ」で正しいと思っているんだったら、その道を通していいと思うんですよ。リスクはあろうとも、それでもいいと自分が思えているのであれば、それを他人に横やりを入れられようと関係ないじゃないですか。
プライドだって、あなた自身を構成している大事な一要素です。たまには意地を見せて、やり通してもいいんじゃないか。私はそう思いますね。
★「やり通す力」を身につけたい!というあなたへ…。