「相談できる人」…あなたにはいますか?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
病んでしまうほどにストレスが溜まってきたとき、私は、人と話すのが本当に億劫になりました。そのときの気分を言葉で表すと、「分かってほしいけど、分かるわけないよね。」という矛盾した絶望感、という感じですね。
そのときのことはコチラの記事でもお話ししました。(詳細はリンク先からご覧くださいね)
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
ただ、一人でただ悩んでいても、なっかなか事態は好転しないんですよね。悩みの中にいるときは、どうしても「ネガティブな結論」を出してしまいがち。ちょっといいことがあっても、どうせ続かない…とか思ってしまったりね。すると、ドンドンそのネガティブは強化されていってしまうわけです。
だからこそ、困ったことがあったときは「相談できる人」に相談することが大事になるんですよね。わざわざカッコで括ったのは、相談する人は誰でもイイというわけではなく、人は選んでほしいからなんです。
では、どういう人に相談すればいいのか?それを以下の段でお話ししていきたいと思います。
目次
■「理解がある人」に相談しよう。
私が抑うつ症を発症していた時に相談していたのは、主治医の先生に加えて、ネットで知り合ったお友達でした。なんせ、理解があったので本当に楽でした。無理するな、いままで頑張ってきたんだし、っていう、優しい言葉をかけてくれて本当に助かったんですよね。
その一方で、私の周囲には理解のない人もいました。最初は腹立ったりもしましたが、途中からはもういいやと思うようになりました。分かってくれようとしないと判っている相手にわざわざ話をして、自分から傷つきに行くことに、意味を見出すのはムダだと気づいたのでね。
■相談するときのポイントは、「わかってもらおうとする」のを止めること。
で、前段とも繋がってくるんですが…相談するときのポイントは、分かってもらおうとしないこと、だと思います。
もちろん、自分の感じている症状を説明する必要はありますが、「私、しんどいの。わかって!」という気持ちを前に出し過ぎると、病気だなんだは関係なく、不愉快なモノです。
相談する相手は、「あなた自身」ではありません。だから、「わからなくて当然」なんですよね。ここを理解しておかないと、あなたのことを理解しようとしてくれる人は激減してしまいます。単純に、めんどくさいと思われるのがオチです。
一方で、分かってもらおうという気持ちを捨てていくと、相談するときにありがちな「重さ」が取れてくるんですよね。すると、「わかってほしい」という気持ちの焦りから来る頭のごちゃごちゃがほどけて冷静さを取り戻せて、自分自身の抱えているストレスが案外単純なものだ、と気づくんですよね。そうしたら、ストレスがスッと解消していくことも珍しくないんですよね。
■わかろうとするかどうかは、相談される相手が決めること。
今回の話でもっとも重要なポイントは、分かってほしいという気持ちを一旦置いてみようってことです。
「わかろうとするかどうか」は、相談される相手が選んでいいものなんですよね。誰しもが、あなたのことを理解しないといけないわけではないし、もっというと、誰しもに理解してもらわなくても、別に生きていけるんですよ。このことを頭に置いた上で、相談する相手を選んでみてくださいね。
そうすれば、相談したのに分かってもらえずかえってストレスを溜める…という事態は少なくとも避けられるし、自分自身の「わかってくれという重さ」も取れてくると思いますよ。
★分かってもらおうとするのを止めれば、こういう問題も解決すると思います。