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大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

「良くなってる気がしない!」と想いをぶちまけたときに、私が主治医からもらった言葉。

少し前のあなたよりも、前進しているはず。

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

いつまでこの状態が続くんだろう…。こんな風に思っていたのは、抑うつ症発症1か月目の私。ちょっと調子がいいと思ったら暗転したりして、どうにもこうにも気持ちが安定しない。ごくごく当たり前のように、不安を抱えていましたね。

で、こういう不安定状態でしたからとにかく将来のことを考えるのが嫌でね。こんな不安定なまま次の仕事なんて…って思うと、落ち込むし、イライラするしで「哀」と「怒」を行ったり来たりする、まったくもってよろしくない精神状態でした。

そんなこともあって、当時の主治医の先生に思いのたけをぶちまけたんですよ。「良くなってる気がしない!不安でしょうがない!」ってなことをね。そのとき、私は先生からこんな言葉をもらったんですよね。

目次

■先生から受け取った、意外な言葉…

「え?ここに来た時よりもはるかに良くなってると思いますよ。」

先生は私にこう言いました。一瞬、ハァ?今しんどいんだよ!って思ったんですが…そのときに初めて気が付いたんですよ。目の前に一喜一憂するだけで気持ちがあさっての方向に行ってしまって、心ここにあらずだった、ってことにね。

で、振り返ってみたらたしかに良くなってるんですよ。初めて門をたたいたときの私は、卵かけごはんすら食べることができませんでしたが…(そのときのエピソードはこちらでお話ししています)

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通院をはじめ、休職をしてからはだいぶ食欲が戻ってきていました。

なにより、ストレス源から離れることができただけで、かなり気持ちがラクになったということ。こんな基本的なことすらも、記憶から抹消するような形で勝手に「今の苦しみ」にフォーカスを当てて、自分で苦しんでいたことに気が付いたんです。

■あのときに比べたら、前進しているじゃないか。

それからというもの、気持ちが焦りそうになると過去を思い返すようにしていました。あのときに比べたら、前進しているじゃないか。だから大丈夫、ってね。

正直、いま振り返ると一進一退状態はなかなか変わっていなかったと思いますが、それでも「ムダな落ち込み」で自分で足を引っ張るのを止めただけで、苦しみを過剰に自覚することがなくなりました。

その結果、結果的に右肩上がりに限りなく近い形で病院通いをやめて、そこからは一度もぶり返しはありません。

■自分自身で「良くなろうとしている自分」をねぎらおう。

私は、自分自身が良くなろうとしている、ということを自分で認めてあげるのが大事かな、と思います。

やっぱ、一番苦しんでいた時のことを思い返すと、どうしても「自己否定」に走っていましたもんね。だから、結局のところ自分で傷ついて、傷の治りを悪くするっていう自作自演状態になっていたんです。

ですが、そういう自己否定を止めて、過去に比べて前進している自分自身を知ることで、かなり気持ちは落ち着いてきます。そうすることで、自分の足跡を一度、ようやってきたなぁとねぎらってあげてほしいな、と私は思うんですよね。

★自分の頑張りを認めていくために…こういう記事も書いてみました。

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