仕事で、プライベートは補えない。その逆も然り…。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
先日テレビを見ていた時のこと…アラフォー芸人の皆さんがしきりに話していたことが頭に残りましてね。
その内容ってのが…仕事だけで成功していても、やっぱり幸せではないと感じるってこと。ちなみに、具体的に誰だったかは覚えてないんですが、当然「売れている人」の話でした。
この感覚って、やっぱ捨てちゃいかんモノというか、目を逸らしちゃいかんと思います。というのも、私自身が「仕事さえよければ…」みたいな発想がきつかった時はなかなかうまくいかなかったから。で、一方そのまったく逆の発想でもしんどくなったことがあるんですよね。
今日は体験談を交えて、公と私のバランスを大事にする方法についてお話ししていこうと思います。
目次
■実は、仕事だけではなく、プライベート全振りでもつまづいた。
実は私、両方で失敗したことがありましてね。
公、が全てでも、私、が全てでも、だいぶ大きく躓きました。
仕事に関してはもう、このブログではいろいろお話ししている通り、抑うつ症を発症する原因になりました。仕事がすべて、みたいになっていたから、仕事ができない=存在意義がない、みたいな発想になってしまったんですよね。
これが、いわゆる仕事を苦にした自殺とかに繋がってしまうのかな、と思います。
■プライベートばかりに振ると、つまんなくなってくる。
ただ、実はこの逆も良くないんですよ。いわゆる仕事よりもプライベート「ばかり」っていうのね。
なんというかね。つまんなくなるんですよ、突如。この「プライベート重視のバランス」に振った当初は楽しくてしょうがない、って感じでバラ色感がすごいんですけどね。
でも、急に襲ってくるんですよ。自分の中の「浮世離れ感」みたいなものがきつくなってきて、むしろ社会自体があまりにも苦手になってしまって、かえって生きづらくなる、っていう状況がね。
具体的にいうと、早すぎるリタイアメントがそれに当たりますね。私の場合は、病気療養のときにこの状態に近づきました。で、最初はもんのすごいラクでしたし、必要な時間だったと思います。それまでが仕事に心を振り過ぎている状態でしたから。
ただ、時間が経ってくると、「もうええかぁ、飽きたし、そろそろ社会に戻っても」って感じになりました。その方がなんだかんだ認められやすさも上がるし、生きやすい範囲が広がってラクになったんですよね。
■そのときの気持ちに素直に、仕事もプライベートも大事にしようってこと。
つまりは、仕事だけではプライベートは補えないし、プライベートだけでは仕事(公の部分)が不足するってこと。だから、素直に両輪使うのが大事だと思います。
なんでこんな当たり前のことを言ったかというと、どうしても「リタイアってラクなんでしょう?」みたいな話がよう見受けられるから。
私は、リタイアにはむしろ、強靭な精神力がいるんじゃないか、ぐらいの気がしてます。 本当の本当に何もせずに悠々自適って、案外大変。少なくとも私にとってはね。
つまりは、仕事ばかりでもプライベートばかりでもなく、そのとき思ったように生きるのが一番やと思います。そうすれば、自分のタイミングにあった「満足感」を得て生きることができるんじゃないか、と思うんですよね。
★リタイアに関しては、こちらの記事でも詳しくお話ししています。