会社って、辞めたらラクになるけれど…
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
こういう仕事をしていますから、「会社を辞めたい」ということを悩みとして相談される機会は当然のように多いんですが…同時にこういう悩みも多いんですよね。
その悩みっていうのが、「会社を辞めたいけど、辞めるのがめんどくさい」っていう悩み。
この話を聞いたとき、正直最初は「えー…」って思うことも多かったんですけど、自分のことを振り返ってみたら、「あー…たしかに…」って思う部分が結構ありましたので、今日はその代表的なめんどくさいことと、その乗り切り方について、お話ししていこうと思います。
目次
■その1.会社への「辞めます」報告。
まずは、やっぱり会社への「辞めます」報告、ですよね。
私の場合、特に休職を3か月続けて、なおかつ「この先どうするのか」っていう催促の電話が上司からかけられていたこともあって、結構なプレッシャーがありました。ぶっちゃけ、そのころにはそこそこ体調は大丈夫になってきていた(薬は服用していましたが)こともあって、少し迷っていた部分もあったんですよね。もしかしたら、続けた方がいいんかな?みたいなね。
では、その迷いをどうふっ飛ばしたのかと言いますと…
勇気を出して、今後の処遇を訊いてみたんですよ。そしたら返ってきた回答が…「次の1年目と一緒にいまの仕事をやってもらう感じ…」みたいなことを言われたんですよね。この時点で、すっぱり決断できました。
次の1年目となんか、やってられるか!
このときほど、自分のプライドの高さに感謝したことはなかったですね(笑)。もちろん、角が立たないように「他にやりたいことが…」とかそういう文言でかわすのもいいですけど、それじゃ引き止めにあったりして埒が明かなくなったりします。そういう場合は、素直に「その処遇では出来ない」って話をするのがいいかと思います。仮にそのことが原因で嫌われたとしても、そんときは辞めやすくなっていると思いますしね。
■その2.書類を書くのがめんどくさい!
で、次の関門が「書類の処理」でしたね。
辞めます報告をして、しばらくしてから会社から書類が送られてきました。退職のための書類なんですけど、まーこれが記述することが多く、なかなかにめんどくさい。ただ、もう引き返すのはイヤだった(ここでもプライドの高さが活きたw)ので、とにかくひとつひとつ、やっていきました。
ここでのポイントは、めんどくさくとも、とにかく書類に名前を書く、だけでもやるってことですね。岩を転がすのと論理は一緒で、転がってさえしまえばあとは意外と波に乗れるもんです。ひとつ書いてしまえば、中途半端に溜まっている状態になっている方がむしろ気持ち悪く感じるもんです。
■その3.退社のあいさつがめんどくさい…
そして最後の関門が…退社のあいさつ、ですかね。
ここに関しては…私は「やりませんでした」。職場に近づくと発作が出るので書面の処理だけで勘弁してください、ってお話しをさせてもらいました。現在でも、その職場があった駅では一度も降りていません。もしかしたら、発作的ななにかが出るかもしれませんね、わかりませんが。
私は、会社に挨拶やらしませんでしたけど、辞められました。ぶっちゃけ、関係性がよろしくないのであれば、それも選択肢のひとつかと思います。円満退社にできる自信がないなら、ヘタに顔を合わせないのもアリなんだ、ってことは声を大にして言いたいです。
余談ですけど、その後、何年かしてから同期の結婚式に出席したときは上司やらがいないか、とさすがにドキドキしましたが、そこは同期が配慮してくれていたので、非常にありがたかったですね。
■あなたが辞めても、容赦なく会社は回る。
とまぁこのような感じで、私は会社を辞めました。
実は病気を発症した時点で辞めることは決めていたので、実際の退社までは4か月ほどかかりましたかね。あと、注意しておくことと言えば、有給は全消化することと、ボーナスは何としてでもむしり取る、ぐらいですかね。大事な次のための資金になりますからね。
そんで最後にもう一つ。
一番大事なのは、「自分が辞めたら、会社が回らない…」という幻想は不要だということ。会社は、容赦なく次の人材を探し、不思議なぐらい自然と回っていくものです。だから、そこに関しては気にしなくていいと思います。(この記事でもそういうお話しをしています)
kantanstresskaisyou.hateblo.jp
で、反対に、上記のことがめんどくさくてめんどくさくてしょうがない、と思うのであれば、それこそ会社に残って、ってのも選択肢のひとつだと思います。言ってしまえば、辞めるための行動がめんどくさいなら、辞めることを考えている時間がもったいない、って話になってしまいますしね。
どういう決断を採るにせよ、会社を辞めると確実に人生の流れは変わります。1日のうち大半を支配しているモノからいきなり解放されるわけですからね。ただ、それと同時に「この先どうするんや…」っていう不安が襲ってくることもあります。
私のカウンセリングでは、そういう「将来の不安」を二人三脚で考え、あなたにとってベストな道筋へ進むための方針作りをしています。ここまで記事を読んでみて「どんなんやろう?」と気になったあなたへ。まずは、以下のページからカウンセリングの詳細をご覧くださいね。