大丈夫。会社、辞めても生きていけるで。

大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

人のこと「ばかり」褒めていると、自信は損なわれる!~あなたはもっと、自分を褒めていい!!

あの人はできる、なのに私は…という思いを持っているあなたにお届けします。

f:id:kantanstresskaisyou:20150831125645j:plain

こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

今回、やっていただくことはひとつ。

一回、人のことを「すごい」と殊更に口に出して、人のことばかりを褒めるのを止めてみてほしいんですよ。特に、いま自信がないなぁ…って気持ちが出てきてしまっている方。

人を褒めるのはもちろんいいこと、なんですけど…人のこと「ばかり」となると話は別。人のことばかり褒めれば褒めるほど、あなたの自信は損なわれていくんですよね。エッ!そうなの…?と思ったあなた…以下を読み進めて、そのメカニズムを知っていただけると幸いです。

目次

■「伸び悩む人の相場」って、正直決まってるんです。

私は職業柄、いろいろな人の相談を受けたり、はたまた同業の方とお話しさせてもらう機会が多いんですが…悩んでしまっている人・力が伸び悩んでしまっている人は決まって言うんですよ。

周りがすごくて焦る、とか、自分なんてあの人に比べたらまだまだ、とか、こっちが「○○さん、すごいです!」って言っても謙遜して「イヤイヤ…」ってなってたり…

私、こういうの非常にもったいないと思うんですよね。まったくすごいところがない人なんて、出会ったことがないですし。で、チャンスを逃しているだけなら百歩譲ってまだ害はないけれど、人ばかりを褒めているときの「言外の響き」が非常にまずいんです。

■「言外の響き」で、自分自身の自信が奪われてしまう!

言外の響き、とは何かというと…直接言葉にはなっていないけど、そういう解釈が可能なフレーズのまとまりのこと。さっきの言葉を具体例にはめ込んでいくと…

・周りがすごくて…⇒自分はすごくない。

・あの人に比べたら…⇒自分はすごくない。

てな形で、無意識の中に組み込まれていってしまうんです。しかも無意識だから、知らない間に「自信がない自分」としての認知がなされていってしまうんです。コレ、恐ろしいですよね。

■自分→相手だけでなく、相手→自分という視点は、当然ながらある。

実は、人のこと「だけ」をすごいと思うのって、非常に大きく偏ったモノの見方なんですよね。だって、自分→相手だけでなく、相手→自分という視点も、当然ながらあるわけじゃないですか。

このことを意識できていれば、相手の立場から見たらあなただってすごい可能性があるんですよ。そりゃー、ある側面では相手の方がすごいのかもしれないけれど、また違う側面ではあなたの方がすごいことも当然あるわけです。

で、これは「当たり前」のことなんですよ。それこそあなたが「師匠」と崇めている人が全部が全部、あなたよりすごい、なんてことは2000%、ありえない。何かは相手の方がヘタクソってことは、探せば必ずあります。(こちらの記事でお話ししたことも関連が大きいと思います)

kantanstresskaisyou.hateblo.jp

■あの人はすごいし、私もすごい。でイイと思う。

だからこそ、殊更に相手をすごいと持ち上げる必要なんてない、と私は言いたいのです。すごいすごいと、相手のことだけを殊更に持ち上げていると、自分は大したことないというメッセージが自分の中にドンドン入ってきてしまって、自信が大きく損なわれていってしまいます。もう一度言いますが、もったいないと思うんですよね。

たしかに、憧れのあの人はすごいのかもしれません。でも、それと同じぐらいあなたにも、すごいところはあるはずです。私はそれを大事にしてほしいと思うんですよ。とにかく、最低でも褒められたら謙遜せずに、ちゃんと受け取ってほしい。これは強めに言いたい。

それでもなお、相手がすごい…ってクセが抜けないのであれば、「あの人はすごいなぁ、でも私もすごいよ?」というように、相手だけでなく自分のことも褒めてやってください。たったそれだけでも、萎れた気持ちがだんだんと力を取り戻して、自信がついてくると思うんですよね。

★あなた本来の力は、こういう形でも目を覚ますと思います。

kantanstresskaisyou.hateblo.jp