私が、薬漬けにならずに済んだのには理由があります。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
私は、会社員時代に抑うつ症の診断が下ってから、それこそ秒速で休職を決断して、まったく何もしない休職生活に入りました。そこで向き合う必要が出てきた問題が、いわゆる「向精神薬」との向き合い方です。現在、私がカウンセリングをしている中で、この話題になることはとても多いです。
これについてはおそらく、いろんな方が、いろんなことを言うと思います。その上でまず、理解しておいてほしいのが、その意見には「絶対的な正誤」はないってことです。基本的に、体験したことからお話ししていることがほとんどですからね。
ただ、「正誤」こそありませんが、「合う、合わない」の要素はどうしても絡みます。ですので、私がこれから述べることも、さまざまある対応方法の中のひとつと思って聞いていただけると幸いです。
目次
■私の、精神科通院時代のお話し。
私が精神科にかかっていた時の先生は、お薬をほとんど出さない先生だったんです。飲んでいた時も最大で一日2錠、でしたね。今まで、私がカウンセリングをする立場になって、いろんな方からお話し聴いてきましたが…今のところ、私より少ない薬の人、見たことないです。
不思議なもので、症状は明確に出ていて苦しみもあったにも関わらず、薬が少ないことに対する不安は薄かったんですよ。しっかり話を聴いてもらえている、って実感もありましたしね。
薬が少なくてよかったなぁ、って思ったのは、頭を使って行動する余裕がまだあった、っていうこと。だから、自分自身の行動面について、コレだけは絶対しないようにしよう、と決めることが出来たんですよ。
■薬「ありき」の生活は、絶対にしないと決めた。
その指針とは…薬を飲んだときは、基本的に安静。薬に助けてもらって積極性を出すのだけはやめよう。そう決めたんです。
目指す場所は、基本的には「薬を飲まなくていい生活」じゃないですか。だからこそ、薬ありき、みたいな生活をとにかくやらないことにしたわけです。
薬を飲んだとき=元気、その一方で…薬なし=めちゃしんどい
この構図があるうちは薬から離れられるわけがない。そう確信したんですよね。
そこで、あんまり元気がないときは薬を飲んで大人しく、少しでも元気だと感じるときは薬を飲まない。そしたら、段々と薬がなくても大丈夫な日が増えてきて、二か月で完全断薬を達成したんですよね。
※言うまでもないかもしれませんが、医師とはきちんと相談してくださいね。
■薬を飲んで、ムチ打たないで。
私が言いたいのは、薬を飲まなきゃいけない体調のときに、身体にムチを打たないでほしい、ってことです。ただでさえ痛んだ心と体が、余計に傷つくことになってしまいます。
薬を飲んだときは、しっかり休む。コレが基本的ではあるけれども最も適切な、薬との向き合い方かなと思います。
★ついつい、頑張り過ぎてしまう、というあなたへ…。