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大阪・堺の心理カウンセラーのブログです。「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」と思ったら読んでみてください。

ストレス解消のために「何もしない」って、本当にいいの?

なんもしないことって、本当にストレス解消になるの?

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こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。

精神的に参るようなストレスが溜まったときの解消法として、何もしないことは結構ポピュラーになっている方法です。参っているときって、どうしても冷静な判断ができないことも多く、やることなすこと裏目裏目に出てしまうことって結構ありますからね。そうなるぐらいなら、何もしないでおこう…ってやつですね。

そういうこともありまして、絶賛参り中の方に対しては、私も基本的にはこの方法を薦めることが多いです。というか、私自身が精神科に通院していたときは、この方法を先生に勧められました。心身が参ってしまうときは「頑張り過ぎ」が原因になっていることも多く、消費するエネルギーの量を減らすくらいでちょうどいい…そういう状態って珍しくないんでね。 (この記事でもそういうお話しをしています)

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ですが、この「何もしない法」だけでは、ストレスの解消法としては不十分、なんですよね。では何がどう不十分なのか、について、この記事でお話ししていきたいと思います。

目次

■もし、ストレスが何もなかったとしたら…?

…イメージしていただきたいのですが、ストレスのないスッキリした状態の自分自身って、どんな状態ですか?

私の場合は、旅行に行ったり、ギター弾いて歌ったり、野球を観戦に行ったり、ゲームしたり、今ならパンやお菓子作り…ってな感じでイメージが湧いてきたんですよね。

つまりは、ストレスがなんもない、と仮定した場合、何もしていないわけがないはずなんですよ。それは趣味であったり、仕事であったり様々だとは思いますが、少なくとも「何か」しているハズなんです。

■ストレスがある程度解消したら、動いた方がいい。

だからこそ、ストレスがある程度解消してきたな…と思ったら、ストレスを怖がらずに「行動」を起こす。っていう方向に動く必要があるんですよね。行動できる自分自身を確認出来てはじめて、意欲・行動力が回復した…と言えるんですよね。

段階でまとめていくと…

 

動き過ぎでストレスが溜まった。

足を止めて自分を見つめ直す(休む)。

やれることをやり始める。

完全回復!

 

と、こんな感じの流れです。

つまり、頑張り過ぎに対する対処法として、「何もしない」という方法が有効なのであって、 その「頑張りすぎストレス」が解消したら、次は行動を起こすことに戻っていく…こういう流れが必要だっていうことです。

■それでも、動けないところから、行動に戻っていくのはコワいもの…

心理カウンセラーとして活動していると、「休み」状態から「行動」に戻っていくことを怖がる方に頻繁に遭遇します。

頑張り過ぎで潰れてしまったトラウマから来る恐怖って、染みつきやすいもの。実際問題、私も会社での勤務っていうことはどうしてもイメージできず、今のようなフリーランス生活をしているという側面もあります。

ですが、行動を起こさずに「今のままでイイ」といった形で自分を正当化してしまうと、今度は「できること」がなくなってしまって、むしろストレスを溜める前よりもあなたのスペックがガタ落ちになってしまいます。

…当然、こんなことは望んでいないですよね。

■ほんの少しでいいので、まずは動いてみましょう。

だからこそ、ある程度休んだら、少しずつでOKですので、ちょっとずつ「やる」ということを意識してみてほしいと思います。

それこそ、私が抑うつ症からの復活をするときに始めにやろうとしたことは、家から駅まで(徒歩約10分)の散歩とか、そのレベルのことです。そうやって段階を踏んだ結果、私もフリーランスになるんだ!っていう行動を起こして、現在はカウンセラーとして、あなたに体験をお伝えできるようになったのです。

ストレス解消の目的は、「活動的なあなた」を復活させることです。そのために、怖がらずに、少しでもいいから動いてみることはとっても大事なことだと思います。

 

★それこそ、例えばこんな第一歩としては、こんな考え方もおススメです。

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